SBI証券とCCCマーケティングは、金融事業における資本業務提携契約を締結し、合弁会社のSBIネオモバイル証券を設立した。
昨今「貯蓄から資産形成へ」を目指した官民一体の取り組みが進む一方、家計の金融資産では、現金・預金の割合が50%を超えている。こうした背景から、両社は、個人投資家の裾野を広げ、身近な金融サービスを実現することを目的に提携した。
SBIネオモバイル証券は、若年層をメインターゲットに、スマートフォンをメインチャネルとした金融サービスを提供する。具体的には、Tポイントプログラムを導入し、取り引きに応じてTポイントを付与するほか、Tポイントを使って金融商品を購入できる「Tポイント投資」サービスを実施する。
同社は、CCCマーケティングが培ってきたマーケティングノウハウを活かし、投資経験が少ない顧客にも利用しやすいサービスの提供を目指す。また、Tカードの購買データを活用して、ビッグデータ解析に基づいた投資情報サービスの実施も検討していく。
なお、SBI証券の顧客に対しても、Tポイントの付与や「Tポイント投資」サービスが実施される予定。
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