日本航空、KDDI、およびKDDI総合研究所は、次世代通信規格「5G」を用いた航空サービスに関する実証実験を開始する。
3社が共同で行う実証実験の内容は、次の3つだ。1つ目は、5G専用端末によるタッチレス搭乗ゲート。スマートフォンの専用アプリなどで事前チェックインを実施すると、搭乗ゲートに設置した5G機器が自動的かつ素早くチェックイン情報の検知・認証を行う。これにより、カバンなどからスマートフォンを取り出すことなく、スムーズに搭乗ゲートを通過することが可能になる。
2つ目は、顧客のニーズに合わせた情報配信。ラウンジなどの特定エリアを対象に、そこに滞在している顧客のみが視聴可能なコンテンツを配信する。「5G」ならではの、VRを含めた高精細な映像を活用し、顧客のニーズに合わせた最適なコンテンツの提供を目指す。
3つ目は位置測定。スマートフォンなどの携帯端末から、空港内における滞在位置を「5G」を活用して把握し、その位置からゲートまでの道順や搭乗予定時刻を案内する。
なお、同実験は、「5G」通信環境を備えた空港施設を模した施設を再現し、実際の利用状況を想定して行われる。
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