トランスコスモスの100%子会社であるトランスコスモスチャイナは、中国聯合網絡通信集団(以下、中国聯通)の上海支社と、スマートリテール(※)分野における戦略的パートナーシップ協定を締結した。
(※)スマートリテール:ショッピング体験そのものに付加価値をつけるとともに、テクノロジーを用いて単純な人件費削減を超えた新たな分野での効率化によるコスト削減を現実化させること。
近年、ニューリテール事業の持続的な成長にともない、多くのリテール企業にとって、事業成長のボトルネックを突破し市場競争環境を勝ち抜いていくことが課題となっている。この背景を踏まえ、両社は提携に至った。
中国聯通は、中国で電気通信事業を展開する企業で、店舗集客やスマート化されたジオターゲティングなどに応用できるデータを保有している。また、同社がもつネットワークインフラの構築における利点、クラウド上のデータの相互接続や顔認識などの先進的テクノロジー、遠距離からの店舗巡回やITOの運用・保守などスマート化された可視化システムを活用して、顧客数のリアルタイム統計や、それに基づく入店率、消費率や顧客特性などの分析が可能。加えて中国聯通は、店舗管理効率の向上、コスト削減、店舗運用の差別化を支援する。
両社は今後、顧客企業のデータと第三者のデータを統合すると同時に、スマート店舗基盤とオンラインとオフラインを融合したトータル運用サービスをワンストップで提供していく。
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