Appierは、AI主導の先行型MAツール「AIQUA(アイコア)」のレコメンドエンジンを改良した。
デジタルマーケティング業務の効率化を目的に、MAツールを導入する企業の数が増えている。一方、MAツールを導入したものの、販売促進の機能であるレコメンドエンジンの精度が不十分なために、機会損失やCPAが改善されないといった課題や、消費者の行動情報が不足しているために、レコメンドが機能していないといった課題が生まれている。
同社は、こうした課題を解決するためレコメンドエンジンを改良。既存のレコメンドエンジンは、商品詳細ページに来訪した事実しか活用していない場合が多いのに対し、同ツールのレコメンドエンジンは、自社のWebサイト内外における消費者の行動履歴や購入履歴、他の顧客の行動傾向、商品詳細を開くまでの軌跡や頻度をAIによって分析する。
これにより、顧客のカスタマージャーニーの各ステップで、AIがレコメンドを提示したり、パーソナライズしたメッセージを配信したりすることが可能に。特定の顧客セグメントに人気の商品やコンテンツをレコメンドすると同時に、顧客の好みに合致した複数の商品情報を配信することで、LTVの向上が期待できる。
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