サイバーエージェントにおける人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」は、東京工業大学情報理工学院教授の岡崎直観氏と「広告キャッチコピーの特徴分析と自動生成」に関する共同研究を開始した。
岡崎直観教授は自然言語処理を専門とし、言葉を理解する計算機の実現に向け、言語ビッグデータから知識を自動的に獲得する研究や、深層学習に基づく意見分析や言語生成など、様々な研究テーマに取り組んでいる。
今回の共同研究では、これまでにサイバーエージェントで作成したキャッチコピーを中心とする大量のクリエイティブデータから、「広告効果と相関性のある表現の発見や、新しい訴求ポイントの提案」「コピーライターの特性分析を行う、広告キャッチコピー自動生成モデルの構築」などを行う。
本研究で得られた知見は、同社コピーライターが創るオリジナルコピーの制作支援や、広告キャッチコピー自動生成システムの開発に応用。これにより、コピーライターやクリエイターにおける制作時間の大幅な削減に貢献するとともに、ユーザー毎に最適化された広告クリエイティブ提供を目指していく。
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