※本記事は、2019年4月25日刊行の定期誌『MarkeZine』40号に掲載したものです。
認知は限定的だが利用経験はあり
まず、“サブスクリプション型サービス”という言葉そのものの認知度や理解度を確認する。「内容も含めてよく知っている」と回答した人は全体の10%に留まった。「聞いたことはあるが内容までは知らない」は17%で、合計すると言葉を認知している人は3割弱だ。つまり約7割は、“サブスクリプション”という言葉そのものに馴染みがないことになる(図表1)。
しかし、“サブスクリプション型サービスの定義”を強制的に提示した後、サービスの利用経験を聴取したところ、サブスクリプション型サービスを「何か1つでも使っている」が全体の36%、「現在は使っていないが、使っていたことがある」も含めると、利用経験率は46%であることがわかった。
年代別に言葉の理解度と現在の利用状況を見ると、言葉の理解度については若年であればあるほど高まるのに対して、実際の利用度は20代がピークという山型のグラフになっている(図表2)。
最も利用者の多い20代のユーザーであっても、“サブスクリプション”という言葉を理解しているのは利用者の4分の1に満たない。このことから、利用に当たっては“サブスクリプション”という言葉の理解は必要ないのかもしれない。
▼調査レポート
『サブスクリプションに関する調査。サブスク利用者拡大のカギとは?』(HoNote)