リーチとリアルタイム性がニュースにもたらす影響
まず竹下氏は、2018年に話題になったニュースがTwitter上でどのように広がっていったかを、同プラットフォームの特徴「リーチ」「リアルタイム」「オーディエンス」に合わせて説明した。
1つ目のリーチに関して竹下氏は、Twitterの2017年10月時点のMAU(月間アクティブ利用者)が4,500万を超えていることから、ニュースに関する多様な意見が集まることを示唆。西日本豪雨や安室奈美恵さんの引退、渋谷のハロウィンなど、日本国内で話題になったニュースに関するツイート数を調べると8,260万以上もあるという。話題によって世代のばらつきがあるものの、老若男女がニュースに対してツイートしていることが以下の図からもわかる。
2つ目のリアルタイムに関しても、Twitterは起床から就寝前まで1日中使われていることやリアルタイムに情報が得られる場所として認識されていることがわかるデータが出てきた。
たとえば下記の図では、西日本豪雨や大杉漣さんの訃報など、突発的に発生したできごとに関するニュースのツイート量を表しているが、報道当日から急激に伸びていることから最新情報を常にTwitterで拾っていることがわかる。
この状況に対して竹下氏は「瞬間瞬間で新しいことが起きるので、その度にTwitterをチェックする習慣が身に付いている」と補足した。