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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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エンゲージメントはなぜ大切か 三井住友カード「対話型メルマガ」に学ぶメールマーケが見失いがちな価値

試行錯誤は定性的データをベースに

――4月から「三チャン」企画をスタートし、現状どの程度成果が出ているのでしょうか。

武隈:配信後のアンケートでは、約7~8割のお客様から「また読みたい」と言っていただけています。開封率、クリック率も上々です。アンケートには「知らなかった情報を知ることができた」「読みやすくて楽しい」といった声も多数届いています。一方で、「長すぎる」との意見も多いので、真摯に受けとめながらボリューム調整しています。

 余談ですが、4月号は「F編集長」「T編集部員」という名前でやっていたのですが、「親しみにくい」「人物像が見えにくい」という意見をいただき、次の5月号からすぐに親しみやすさを重視して「ふくちゃん編集長」「たけちゃん部員」に変更しました(笑)

福田:とはいえ売上相関や各種エンゲージメント指標などのKPIへの影響も見ていますが、初期段階では数値は追い求めすぎないようにしています。エンゲージメント向上施策は、中長期的に必ず効いてくると過去の経験からも実感しているので、短期的な費用対効果にとらわれないようにしています。少なくとも1年間は辛抱して施策に取り組まなければいけないなと。

メルマガ非購読者のアクティブ化にも取り組みたい

――最後に、「三チャン」の今後の展望についてお聞かせください。

武隈:当初の狙い通り、お客様の視点に立って、適切な情報を提供できていると感じています。アンケートの反響を見る限り、まだ定性的なレベルではありますがエンゲージメントが向上できているのではないかと。

 始めたばかりでは試行錯誤していますが、方向性は間違いないと確信しています。今後もお客様の声をしっかり聞きながらコンテンツを改善していきたいですね。

福田:メールは、いくら送っても開いて中身を見てもらえなければ意味がありません。せっかくおもしろいメールがあっても、そもそもメール配信が不可になっていたり、メールを開封してもらえなかったりでは存在しないのと同じ。ユニークなメールを配信していることを各チャネルでもっと伝えていき、会員登録時に「配信不可」を選ぶお客様の数を減らしたり開封率を向上させたりなど、メルマガ購読者のアクティブ化にも積極的に取り組んでいきたいですね。

武隈:当社の会員様はぜひこれを機会にメルマガ配信を可にしてください(笑)特に、7月号は日ごろのご恩も込めてグリーティング企画を実施しております。当社会員様でない方もご覧いただけますので、皆さまお楽しみください!

 三チャン七月号アーカイブはこちらから

 三チャン特大号 夏のグリーティング【#縁おくり】はこちらから

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

江川 守彦(編集部)(エガワ モリヒコ)

東京大学文学部を卒業後、総合広告代理店でマスメディアの媒体営業業務を経験し、出版社に転じて人文系の書籍編集に従事したのち、MarkeZine編集部に参画。2018年よりオーガナイザーとしてMarkeZine Dayの企画にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/07/23 09:00 https://markezine.jp/article/detail/31543

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