必要な情報を「WalkMe」に集約、コミュニケーションの接点にも
――「WalkMe」のさらなる活用について、想定していることはありますか。
水谷:やりたいことはまだまだあります。 たとえばSalesforce上の「WalkMe」メニューに業務において必要なコンテンツへの誘導を載せ、ブックマークのような使い方をすることを検討しています。当社では既に他のプラットフォーム上でリンクをまとめているのですが、なかなか活用が進まず課題となっていた点です。
皆に使ってほしい機能や見てほしいデータを普段使っているプラットフォームの中で見やすく表示するということは、UXの観点でとても重要です。必要な情報はすべて「WalkMe」上にある、という状態を作っていきたいと思います。
道下:より活用の幅を広げて、新入社員や新たにマネージャーとなった社員が最初にやらなければいけないことをリスト化して載せておく、という使い方もできます。
水谷:その方法も取り入れてみたいですね。さらに起動した際にメッセージを表示することもできるので、「WalkMe」を会社とのコミュニケーションの起点にするというのも良さそうです。
採用を増やすにつれて会社のミッション、ビジョン、バリューが浸透しづらくなるという悩みは、成長中の企業の多くが抱えていると思います。データや情報に限らず、会社からのメッセージも普段使っているプラットフォームの中で伝えていくと効果が高いのではないでしょうか。
「WalkMeがあれば大丈夫」複雑なツールも躊躇なく導入へ
――最後に、DX推進に関して今後の展望を教えてください。
水谷:これまで以上にダイナミックにDXを進めていこうとしているところで、SalesforceについてはUIの大幅な刷新を検討中です。かつては機能的に優れていてもUIが複雑なツールについて、選定の段階で躊躇してしまったり、検討・検証期間が長くなったりしてしまうことがありましたが、現在は「『WalkMe』があれば大丈夫だろう」とゴーサインを出せるようになっています。
また、11月に当社で実施するSaaS活用に関するイベント「HENNGE NOW!」で、「WalkMe」を紹介することにしています。当社のお客様からも「リソースがなく定着化を進められない」「システムのメンテナンスで精いっぱい」という声は多く聞こえてくるので、こうした便利なプラットフォームがあることを、もっと知ってもらいたいですね。
高村:「WalkMe」のデジタルアダプションという考え方に強く共感しています。社員がツールに振り回されず、業務に集中できるよう支援していきたいです。そのために、Salesforceのエンジニアチームと営業・マーケティング部門の双方と、ますます密にコミュニケーションをとっていきます。
――道下さんは「WalkMe」を通じて、企業のDXにどのような価値を提供していきたいですか。改めてお聞かせください。
道下:SaaSの定着化はもちろんですが、デジタル化を通じた組織・文化の変革にも貢献できればと考えています。「WalkMe」を介してSaaSに触れたときに「これいいね!」と感じてもらうことや、「もっと使いたい」と前のめりになってもらうこと。こうした前向きな体験を提供して、デジタル変革への人々の受容性を高めていくことが、私たちの目指すところです。
HENNGEさんはもちろん、デジタルアダプションを通じて、デジタル変革を積極的に進めていらっしゃる多くの企業様のお手伝いをさせていただきたいと思います。
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