LINEは法人向けサービスにおいて、サービスを通じて取得したデータを広告配信へ横断的に活用することができる機能「クロスターゲティング」の提供を開始した。
同社は現在、データの相互利用による広告配信の最適化・効果最大化を追求することで、LINEユーザー約8,200万人(2019年9月時点)のLTVを最大化する「クロスプラットフォーム」の構築を進めている。
今回提供された「クロスターゲティング」は、LINE公式アカウント、LINE Ads Platform、LINE Sales Promotionそれぞれのメッセージ・広告配信やキャンペーンで取得したデータを、各サービスを横断して広告配信に活用することができる機能。第1フェーズとして、LINEポイントADおよびLINE公式アカウントで取得したデータを連携し、LINE Ads Platformでの配信に利用できるようにする。
これにより、たとえばLINE公式アカウントからのメッセージを開封したユーザーや、メッセージ内のリンクをクリックしたユーザー、LINEポイントADを通じて友だち追加やアプリインストールなどを行ったユーザーなどのデータを基に、LINE Ads Platformからのリターゲティング配信や除外配信、ユーザーに類似した属性を持つユーザーへの拡張配信などを実施できる。ユーザーのアクションを基に施策を実行することで、高い効果が見込まれる。
なおLINEポイントADのデータ連携は既に開始しており、LINE公式アカウントのデータ連携は2020年1月中の提供を予定している。
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