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カリスマ店長・関口むつみのこれならわかる!集客の鉄則

第5回 商品レビュー & 口コミ活用術!(後編)

お客様の商品レビューやトラックバックを、ショップに集めることにはメリットもありますが、よいことばかりではありません。後編では、スパムや悪意のあるコメントにどう対処するか、またショップ側が守るべきマナーについても考えていきたいと思います。

トラブルはこうして乗り越える!

 レビューブログのメリットについて書いてきましたが、当然のことながらデメリットもあります。なぜなら、必ずしもよいレビューを書いてもらえるとは限らないからです。このことはしっかり理解しておく必要があります。

 そもそも商品レビューとは、ユーザーの率直な感想から生まれるものです。自分がよいと思って販売していても、購入したユーザーにとってあまりよくなかった場合には、当然悪いレビューが書かれる可能性もあります。また、スパムメールのように大量のトラックバックを送りつけられることも日常的に発生します。これを削除するには手間もかかりますし、根拠のない嫌がらせも多いことでしょう。

 そのようなデメリットがあることを理解したうえで、トラックバックの受付などを行わないと、精神的にショックを受けてしまうかもしれません。

 とはいえ、スパムのトラックバックや嫌がらせ対策はそれほど難しいものではありません。まずは、サイト上に「当店の商品に関係のないトラックバックやコメント、悪意のあるものに関しては削除させていただきます」と、うたっておきましょう。スパムなどは100%ではありませんが、フィルターをかけておけば減らすことも可能です。

 また、トラックバックやコメントをすぐに表示しないで、管理者が内容を確認してから公開する設定にすれば、ユーザーに不快なトラックバックやコメントを公開してしまう心配もありません。

 悪い感想やレビューの場合は、削除せずに素直に受け入れたほうがよい場合もあります。人の意見は十人十色です。商品に対する良い意見や悪い意見があって当然です。私は両方の意見を公開している店長さんは立派だと思います。逆に、悪い意見というものは、身内は言ってくれないものです。冷静になって悪い部分を修正し、「お客様からのご意見を参考に、改善しました!」ということが示せれば、ユーザーの声を運営に取り入れていることの表明にもつながります。これを見たお客様の信用も生まれますし、新たな商品展開のきっかけや、新商品の開発などにつながるかもしれません。

 悪い意見もありますが、それ以上にお客様からいただくよい意見は、運営する上で本当に励みになります。「これからもがんばろう!」という活力になるので、トラブルは上手に克服してよい方向へ変えていきましょう!

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この記事の著者

関口 むつみ(セキグチ ムツミ)

1974年東京うまれ。化粧品販売、2トントラックのルートドライバーなどの職を 経たあと、LAN設置工事や社内サーバ管理など行う。 2003年に知人のネットショップ構築を支援したことがきっかけで、インターネット通販に興味を持つ。2004年7月、開店資金5万円で、ブログを利用したネットショップ「和食器益子焼販売 楽raku」を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/11/13 12:00 https://markezine.jp/article/detail/328

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