マーケターキャリア協会とのコラボレーション連載「現在活躍しているマーケターのターニングポイント」。第5回となる今回は、デジタルマーケティングコンサルティング事業などを行うアクティブの藤原 尚也さんにインタビュー。新卒時代から波乱万丈なキャリアを送っていた藤原さんが、日々の経験でどのようなことを学んだのか。そして独立に至った理由なども聞きました。
新卒から波乱のキャリア
MarkeZine編集部(以下、MZ):マーケターキャリア協会(以下、MCA)(※)とのコラボレーション連載「現在活躍しているマーケターのターニングポイント」の第5回では、アクティブの藤原 尚也さんにお話をうかがいます。
(※)マーケターキャリア協会とは:「マーケターの価値を明らかにする」というビジョンのもと、ビジネスに対するマーケティングの貢献度の調査、マーケターのキャリア構築支援などを行っている一般社団法人(詳細はこちら)。
まず、独立されるまでの経歴を振り返っていただけますでしょうか。
藤原:新卒で入社したのは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)です。そこから約17年間在籍していたので、社会人としてのベースはCCCで作られました。
MZ:CCCではどういったお仕事を?
藤原:当時の新卒の中では異例ではあるんですが、神戸にあるTSUTAYAの新店の運営を任せられました。初めてTSUTAYA店舗の店長になった中途採用の方と、お互い初めてながら店頭での業務などを一気に覚えていきました。
その後、神奈川や東京の4店舗ほど転勤して店舗運営に関わりました。ただ、この頃には早く辞めて関西に帰り、学生時代の飲食店のバイト経験を活かして、飲食店経営をしたいと思うようになりました。
MZ:いろんな店舗の運営を早い段階から任せられていたというのは期待の証でもあると思うのですが、なぜ辞めたいと思っていたのでしょうか。
藤原:元々いつかは独立してスポーツ事業をしたかったのと、生まれ育った地元の大阪に帰って事業をやりたかったからですね。また、いずれTSUTAYA関連のスーパーバイザーやバイヤーなどになるんだろうな、と今後のキャリアプランが見えていたのもありました。
しかし、その中で転機が訪れました。当時CCCはアメリカのCS衛星放送会社であるディレクTVに出資し、日本国内の展開を進めていました。ディレクTVには海外スポーツなどのチャンネルもあり、私はスポーツが元々好きだったことから非常に興味がありました。
そして、そのディレクTVをTSUTAYAで拡販していく特別な営業チームが発足するという話があり、企業内公募が行われていたので、大好きだった格闘技のチャンネルを立ち上げる内容の企画書を送りました。すると、本社の番組企画部門の責任者の人にその企画が認められ、ディレクTVのスポーツ番組のコンテンツ企画を担当することになりました。
上場準備、M&A、EC立ち上げを同時進行
MZ:店舗運営からいきなりコンテンツ企画、同じ社内なのに大きなジョブチェンジですね。コンテンツ企画では、具体的にどのようなことを行っていたのですか?
藤原:主にJリーグと格闘技の担当として、各種格闘技と海外サッカーに関する番組作りをしていました。ただ、ディレクTV自体は事業として上手くいかず、結果としてCCCに戻ることになりました。
MZ:CCCに戻ってからは何を?
藤原:戻った後は非常に大変で、社長直下のグループ戦略室というところで、上場に関する準備を進めながら、ディレクTVに変わる番組供給会社のM&A、ECサイト「TSUTAYAオンライン」の立ち上げを一気に担当していました。
MZ:一人で兼任するには相当重たい業務ですね……。
藤原:ただ、そこから社会人として急激な成長が始まりました。それぞれに上司が付いて、M&A、上場準備、新規事業立ち上げに関することを手伝っていたので、本当に多くのことを学ぶことができました。
MZ:なるほど、その後3つのお仕事はどうなりましたか。
藤原:M&Aは完全撤退、上場は成功、そして「TSUTAYAオンライン」も無事に立ち上がりました。その後、「TSUTAYAオンライン」にメインで携わるようになり、EC担当としてのキャリアが始まりました。
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道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)
1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...
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