電通デジタルとトレジャーデータは、企業のプライバシーマネジメントに関するサービスを共同で提供開始した。
電通デジタルは、CMP導入を通じてユーザーへの個人情報データ収集等の同意取得を行い、データ利活用を推進してきた。一方、トレジャーデータでは、欧米企業向けのGDPR対応を通じたプライバシー保護への実績を有している。
今回開始するサービスでは、両社のノウハウを掛け合わせ、ウェブサイトの閲覧履歴を記録する「Cookie」だけでなくアプリや個人情報関連など、様々な場面におけるユーザーへの個人情報データの同意取得を行うほか、同意取得後のデータ利用停止請求権等への対応も含めた適正なプライバシーデータ保護を徹底し、積極的なDXを推進する。
具体的には、多種多様のデータ統合連携が可能なカスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」を活用しデータ活用戦略設計から同意済みデータの施策連携をワンストップで行い、より適した顧客体験を創出する。
Arm Treasure Data CDPでは、同意取得後に起こりうるユーザーからのデータ利用停止請求等への対応も行い、プライバシーデータの一元管理が可能に。さらにはそのデータを活用し、CRM等の各種プラットフォーム施策、広告配信、分析レポーティングなど様々な顧客体験価値を生み出し、企業のDX推進を一気通貫でサポートする。
これにより、クライアント企業は、プライバシーデータ管理運用への作業を負担することなく徹底したプライバシー保護のもとでマーケティング活動に注力し、事業成果を最大化することができる。
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