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ネット広告 2022年問題

ポストCookieの世界において企業・メディア・消費者が直面する未来


ポストCookieの世界でのデジタルマーケティングの未来とは?

 デジタルマーケティングはこれから1年半から2年の間で各ステークホルダーにおいて大きく変化が起こると思われます。今のサービスや事業を継続していく上で収益が下がることや効果が下がることをそのまま見過ごす訳にはいかないと思いつつ、まだまだ国内外の様々な会社がこれらについて具体的な取り組みを開始していないと言われています。

 今までリターゲティング広告や各種DMP、広告効果計測ツールなどの3rd Party Cookieに依存してきたサービスを提供してきた企業たちは、すでに代替になるポストCookieのソリューションを出していたり、消費者のプライバシーを保護した上でメディア収益や広告効果を落とさないための機能をリリースし始めていたりします。

 もちろん、現段階では3rd Party Cookieを使ったソリューションのほうが効果も高く、効果だけを考えたら必要がないと思われる方も多いのではないでしょうか。しかし、それらが利用できなくなる日がここ1年半から2年くらいに訪れるので、そろそろ新たな手段を検討しても良いと思われます。

 これから1年半から2年くらいの間に、企業やメディアもまずは3rd Party Cookieが使えなくなることによって具体的にどのような影響が起こるかということを把握し、自分たちが利用しているツールやサービスは「何が継続的にできて、何ができなくなるか」ということを把握することが必要です。

 その上でそれの代替になる商品を選定してゆき、3rd Party Cookieが使えなくなった世界に向けて準備を始めるべきだと思います。次回は、3rd Party Cookieがない世界で今までできていたことがどの様に代替されていき、どのようなプレイヤーが存在しているかという点を解説します。

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この記事の著者

簗島 亮次(ヤナシマ リョウジ)

株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長。
慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科を2010年首席で卒業。2013年、Googleのレイ・カーツワイル氏が2020年に起きると予測した「あらゆるデータがひとつに統合される」という革命を冠した株式会社インティメート・マージャーを創業し、2019年10月東証マザーズへ上場。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/24 18:42 https://markezine.jp/article/detail/34361

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