現在、日本の人気ブログの多くがMovable TypeやWordPressなどのソフトウェア使った独自サーバーで運用されている。そのためブロガーは、ブログの執筆と並行してサーバー運営などの作業をこなさなければならない。コグレマサト氏の個人運営にも関わらず月間100万PVを誇る人気ブログ「ネタフル」も、サーバーの負荷対策が課題となっていた。
AMNは、ブロガーが記事の執筆に専念できる環境を提供するためのホスティング環境提供サービスを検討しており、今回の「ネタフル」移転はその第一弾。また、株式会社ディレクターズの協力の下、Movable Type用携帯電話向け変換プログラム「MT4i」を活用し、モバイル版ネタフルとなる「ネタフルズ」のサービステストもスタート。現在テスト運用中のネタフル英語版についてもサンプル版を公開し、翻訳者の公募を開始する。
そのほか、ブログの運用やメンテナンスにおける負荷測定やデータベースによるパフォーマンスの計測など、ブログツールについての調査・実験も継続的に実施する予定となっており、ブログラボのさまざまな環境整備や支援策によって、ブログの質を高めていく試みは続きそうだ。
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