現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」を紹介する連載の第1回は、画期的な洗剤との出会いから生まれたネットショップ「地球洗い隊」の隊長、小山田 光正さんを紹介します。
まったく新しい商品は、その新しさゆえにお客様に認知していただくまでに時間がかかります。さまざまな切り口で商品の魅力を伝えている「地球洗い隊」のページは、ファンを養成し、啓蒙していくためのお手本のようなサイトです。
隊長紹介
小山田 光正(おやまだ・みつまさ)1960年生まれ。関西大学社会学部(マスコミュニケーション学専攻)卒業後、商品管理・企画および新事業開発、旅行・保険サービス、マーケティング、カタログ製作、プロモーション計画、Web事業推進など、さまざまな分野で活躍する。2000年から、ベンチャー企業設立に参画。2003年に、DMサポートサービスを行う
株式会社アップサイドを設立すると同時に、バイオ洗剤「
とれるNO.1」を販売するネットショップ「
地球洗い隊」を立ち上げ、社長・運営責任者・隊長として活躍中。
地球にやさしい洗剤との出会いから生まれた「地球洗い隊」
「
地球洗い隊」というのは、ユニークな名前のショップですね。
サイトを立ち上げるときに、あれこれ考えたんですが、自然に出てきました。
うちの主力商品は洗剤ですが、どんなに汚れ落ちがいいものができたとしても、地球のためには汚れそのものを流さない方がいいに決まってます。でもそれが無理ならせめて自然が汚れを浄化する力を邪魔せず、サポートできるようにすればいい。そんな思いで名づけました。
ネットショップ「地球洗い隊」のホームページ。
画期的なバイオ洗剤「とれるNO.1」を中心にラインナップを展開している。
ショップを始めたのはいつですか? そもそものきっかけはなんだったのでしょう?
始めたのは2002年5月です。2000年に17年勤めていた通販会社を辞めまして、環境関連のベンチャーの立ち上げに関わっていました。その頃に、うちの主力商品の開発者である安川さんと知り合って、あれこれ教えていただいたのがきっかけです。
主力商品は「地球にやさしい洗剤」ということですが。
「とれるNO.1」というバイオ洗剤を販売しています。界面活性剤ではなく、微生物の酵素の働きで汚れを落とす洗剤です。
これはどのような経緯で生まれたのでしょうか。
もともと、開発者の安川さんは池のヘドロを微生物の力で浄化・消臭する実験をしていました。その成果が出て、洗剤として商品化することが決まった時期に安川さんと出会ったんです。
「とれるNO.1」を開発し、その普及に努めている。
その出会いから「地球洗い隊」が生まれたわけですね?
はい。「とれるNO.1」のすごさを実感した私は、この商品はその効果を実感した人が口コミで広げていけるような仕掛けが必要だと思い、インターネットで愛用者サイトを作ることを提案しました。これが「地球洗い隊」の誕生につながったわけです。
うちは現在、販売業務を委託されて、サイト上でユーザーへ直接販売したり、代理店様の注文窓口をしています。なにより一番大きな役目は「とれるNO.1」のファンを養成し、啓蒙していくことだと思っています。