インテージは、パーソナルデータを用いた高度なサービスの実証開発・テストを可能にする実証環境「DATAMeRise（データミライズ）」のテスト提供を開始。情報銀行をはじめとしたパーソナルデータの流通・活用を支援する。

　パーソナルデータの活用は、世界的に広まりつつあるが、多くの取り組みと検証が必要なことに加え、法令やプライバシー保護のハードルが高いことからいまだ進んでいないのが現状だ。

　これらを背景に同社は、アンケートなどを通じて様々な情報提供を得ている会員組織「キューモニター」を基盤に、情報銀行の通常認定を取得しているDataSignの「paspit」のOEM提供を受け「DATAMeRise」を開発。これにより、企業の様々なパーソナルデータを用いたサービス開発、ユーザーテストによる評価・改善の実施を可能にする。

　「DATAMeRise」を活用した実証実験のモニターは、「DATAMeRise」のアプリ版を通じてパーソナルデータの登録・管理が行えるほか、企業からのデータ提供依頼を受諾することで、アプリに登録したパーソナルデータを企業に提供できる。また、パーソナルデータの提供にあたっては、提供先企業から、利用者に合った情報やポイントを受け取ることが可能。パーソナルデータ提供の有無は、提供条件を見てモニターが自身で選択できる。

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