インフルエンサーのクラウドソーシングサービスを運営する「スナップレイス」は、2020年のInstagramインフルエンサーPR案件を分析した結果を公開した。
PR依頼が多い業種、3割が美容・健康商品のPRという結果に
まずインフルエンサーへのPR依頼が多い業種を件数別に分析。結果、美容・健康に関する商品のPRが最も多く29%を占めた。次に、飲食店のPRも27%、宿泊・レジャー11%、食料品8%と続いた。2020年はInstagramのストーリーズに「料理を注文」というスタンプが追加されたことなどから、飲食店によるPRの依頼が増えている傾向となった。
1万円以上3万円未満の高額商品のPRが約2割
次にPR案件を依頼する企業の提供商品単価(定価)を調査。結果、5,000円以上1万円未満の商品が31%、1,000円以上3,000円未満の商品が22%、3,000円以上5,000円未満の商品が20%となった。1,000円以上1万円未満の商品が73%を占める結果となった。一方で、1万円以上3万円未満のものも19%と約2割を占めており、高額商品のPRも多かった。
メガインフルエンサーよりマイクロインフルエンサーに依頼する傾向
インフルエンサー依頼時のフォロワー数制限について調査。3,000FW(フォロワー)以上で37%、5,000FW以上で36%となった。傾向として1人のメガインフルエンサーへの依頼よりも、なるべく多くのマイクロインフルエンサーに依頼する傾向にあった。同調査によるとマイクロインフルエンサーに多く投稿を行ってもらい、幅広いコミュニティへリーチをしたいというニーズが増加しているという。
PR案件に積極的な年代は30代が半数 40代も1割以上という結果に
最後にPR案件に積極的に参加しているインフルエンサー(毎月応募しているインフルエンサー)を年齢別分析した。結果、30代が50%と半数を占めた。次いで20代が33%、そして40代も全体の14%と1割以上を占めていることがわかった。
【調査概要】
調査主体:スナップレイス
調査対象:同社が把握するそれぞれのデータ軸で条件が設定されている案件を集計・分析
調査対象条件:インフルエンサーPR案件
有効回答数:1,432件
調査期間:2020年1月~2020年11月末
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