ナイルは、同社が運営する、おたすけスマホ情報サイト「Appliv TOPICS(アプリヴトピックス)」において、定額動画配信サービスの利用に関するアンケート調査を実施。その結果を公開した。
29歳以下では7割超が定額動画配信サービスの利用経験あり
まず、「定額動画配信サービスを利用したことがありますか」の質問に36.0%が「現在利用している」、8.6%が「過去に利用していた」と回答。全体の44.6%の人が定額動画配信サービスの利用経験があると回答した。
年齢別に見ると、29歳以下で「現在も利用している」と回答した人が61.3%、「過去に利用していた」も含めると75.1%という結果に。定額動画配信サービスは若年層を中心に利用されていると考えられる。
「Amazonプライム・ビデオ」の利用が圧倒的
定額動画配信サービスの利用経験がある人を対象に、「利用したことがある定額動画配信サービスを教えてください」と質問すると、全体の71.0%が「Amazonプライム・ビデオ」を利用したことがあると回答。次点の「Netflix」と比較して大きな差が見られた。
一方、年齢別で見ると18歳~29歳では「Amazonプライム・ビデオ」の利用経験があるのは55.1%、「Netflix」が32.7%、「Hulu」が20.4%だった。
加入の決め手は? 年齢別で回答に差が
「定額動画配信サービスに加入する決め手を教えてください」の質問では、「料金」と回答した人が54.4%、次いで「動画以外のコンテンツが充実している」が41.4%、「作品数」が38.8%という結果になった。
年齢別で見ると、18~29歳では「作品数」と回答した人が47.5%と最多。次いで「動画以外のコンテンツが充実している」が45.7%、「料金」は40.7%と全体の割合と比較して異なる結果が見られた。
解約の理由も「料金」が最多
定額動画配信サービスの利用経験調査で「過去に利用していた」と回答した人を対象に、「定額動画配信サービスの利用をやめた理由を教えてください」と質問。全体の63.2%が「料金が高い」を理由に挙げた。
年齢別の結果では、どの層でも50%以上が「料金が高い」と理由を回答しており、特に50歳~59歳が80.0%ともっとも高い割合を出している。
よく見るジャンルは? 「海外映画」が人気
最後に、「定額動画配信サービスでよく視聴するジャンルを教えてください」と質問。過去に利用していた人には、以前よく視聴していたジャンルを選択してもらった。
結果は、「海外の映画」と回答した人が56.9%、「日本の映画」が51.2%だった。
一方、年齢別で見ると18歳~29歳の1位は「国内のドラマ」で47.5%、2位は「海外の映画」で42.4%、3位が「アニメ」で39.0%という結果になった。
また、40歳~49歳で「ニュース・情報番組・ワイドショー」の数値が上昇していたり、50歳以上で「バラエティ」の割合が大きく減少していたりと、世代ごとに求められているジャンルの違いも見て取れる。
アンケート回収者内訳
【性別】
男性:660人
女性:661人
合計:1,321人
【年代別】
18~29歳:80人
30~39歳:180人
40~49歳:301人
50~59歳:447人
60歳以上:313人