パナソニックは、よく使う機能に絞ったシンプルな家電を、アプリと連携することで自分仕様にアップデートできるIoT対応「マイスペック」調理家電2機種を9月1日より発売する。
昨今、日本国内では、晩婚化・未婚化・少子化による小世帯の増加など、世帯の形態が多様化しており、今までの「標準世帯」を前提とした商品・サービスだけではなく、多様な選択肢が求められている。また、新しい生活様式が定着する中で、自分に本当に必要なものを選んでくらしを再設計する人も増えている。
同社の調査では、ライフステージやライフスタイルによって調理に関する価値観は様々で、調理家電に対しては、多機能を使い料理のレパートリーが増やせることへの期待が高い一方、シンプルな機能やデザインを求める声も多いことがわかった。
そこで、最初は機能を絞った基本機能搭載の商品でありながら、自分にとって必要な機能を選んで、後から追加できるIoT対応オーブンレンジ「ビストロ」と、炊飯と調理の1台2役で、本体に登録する炊飯コースのカスタマイズや、調理メニューを追加できるIoT対応IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」を発売する。
購入後に必要になった機能は別売アタッチメントでアップデートが可能。また、アプリを通じてメニューが提供され、気に入ったメニューを機器本体に送信して調理することが可能となる。
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