アドベリフィケーション・ソリューションを提供するIntegral Ad Scienceは、世界中の広告主と出版社に向け、ブランド適合性ソリューション「Context Control」の拡張を発表した。これによりデジタル広告配置のコンテキストをより強力にコントロールできる。
広告主は、IASが提供する300以上のコンテクスチュアルセグメントを入札前に活用することで、望ましくないコンテンツを回避し、キャンペーンに適したコンテンツにターゲットを絞ることができるようになる。また、Adelphic、Adform、Amobee、MediaMath、Yahoo、Xandrなどの主要DSPにContext Controlが統合されたことで、広告主はツールをすぐに利用することができる。
現在、同社はContext Control Optimizationも世界中の出版社に向けて提供している。出版社はIASと連携することで、コンテキストの設定を広告主のブランド適合性やニーズに合わせ、売上の最大化を図ることができる。
また、Context Controlセグメントを広告サーバー内で直接アクティブ化して、コンテキストに関連したコンテンツを回避するほか、ターゲティングすることができる。これにより出版社は、同機能を利用することで在庫の収益率を大幅に改善することが期待できる。
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