コンテキスト広告ソリューションを提供するGumGumは、広告に対するユーザーアテンションの測定と最適化に特化した広告テクノロジー企業Playground XYZの買収を完了した。
同買収は現金と株式の混合で行われ、Playground XYZの損益は直ちにGumGumの連結決算に反映される。
また、Playground XYZの加入により、GumGumは、コンテキスト広告の効果測定と最適化を自社機能として広告主に提供することが可能となる。
Playground XYZは、アイトラッキング(視線計測)データに基づき学習・検証を行ったAI技術を使い、アテンション・タイム(広告が実際に見られた時間)を測定して最適化する統合技術プラットフォーム「Attention Intelligence Platform(AIP)」を開発した企業。
6年前にオーストラリアで設立され、現在、アジア・パシフィック地域(APAC)、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域(EMEA)、および米国で事業を展開している。同社のAIPに対する需要は急速に拡大しており、前年比60%以上の収益成長率を記録した。
今回の買収について、GumGumのグローバルCEOであるPhil Schraeder氏は「GumGumのコンテキスト広告技術とPlayground XYZのアテンション測定・最適化技術を組み合わせることで、従来のビューアビリティ測定といったアプローチよりも正確に広告効果を計測することが可能になり、広告主が正しくアトリビューション戦略を設計することができるようになります。」とコメントを出している。
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