味の素は、食と健康に関する事業領域でデジタルサービス事業を展開するスタートアップ企業、おいしい健康社に出資した。これにより、同社が持つ食と健康のデジタル領域での知見と、味の素グループの食やヘルスケア領域での資産の相互活用を通じて、食と健康・栄養を軸としてパーソナライズされた「食体験ジャーニー」の生活者への提供を進めていく。
2016年にクックパッドから独立した、おいしい健康社は「誰もがいつまでもおいしく食べられる社会の実現」を企業理念に、管理栄養士監修のレシピ開発や、AIによるレシピ・献立提案アプリ等を提供。また、医療機関や薬局、製薬会社と連携した患者支援、食品企業の健康領域事業を立ち上げて支援するDXヘルスケアマーケティング事業などを展開している。
味の素は2020~2025中期経営計画において、食と健康の課題解決企業を目指すことを目標として掲げ、パートナー企業との共創による社会課題解決を目指している。
今回の出資によって、両社の知見や人材、デジタルサービスを相互活用し、食体験ジャーニー(献立作り・買い物・調理・喫食の一連の行動を通し、“なりたい自分”の実現に導く食体験の旅という意味の造語)を生活者に提供することで、一人ひとりの“なりたい自分”の実現を支援する。
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