2026年2月25日、ビックカメラは新オリジナルブランド「ビックアイデア」を発表した。同ブランドは「良いより、よくぞ。」をコンセプトとし、従来のオリジナルブランド(ORIGINAL BASIC、ORIGINAL SELECT、HashTAG)を統合・進化させたものとなる。生活者の購買体験が合理化・効率化される現代において、驚きや喜びをもたらす偶然性や“物欲”の喚起を重視した商品開発を特徴とする。


「ビックアイデア」は、顧客の「こんな商品があったらいいのに」「こういう機能がほしい」といった要望を積極的に商品開発に反映する体制を取り、SNSで「#つくってほしい」のハッシュタグを用いた投稿から声を集める、アイデア募集窓口「欲の窓口」も開設する。
また寄せられた声は「物欲科学サイクル」を通じて開発を検討。データ分析に留まらず、販売員の頂点に立つ専門販売員のマイスターが開発工程に直接参画し、現場の感性と商品開発室の技術的な知見を融合させ、「これまでの予定調和な買い物を、驚きと喜びで「生活変化率」を最大化させる商品への出会いへと変えていく」とする。

株式会社ビックカメラ 商品本部 商品開発室 室⻑ 有末 航太朗氏
ビックカメラ代表取締役社⻑の秋保徹氏は記者発表会において、「商品開発事業において、2030年までに売上高1000億円の到達を目指してまいります。これは、現在のグループ売り上げの約1割を占める規模です。常にお客様にとって十分な選択肢を提供するため、私たちは豊富な品揃えをとても大切にしております。つまり、オリジナルブランドの割合を増やすということは、単にメーカー様の商品を置き換えるということを意味をいたしません。新たな価値を自分たちで作り、積み上げるということです。これは私たちにとってかつてない大きな挑戦だというふうに捉えております」と意気込みを述べる。
また、同社商品企画室で室長を務める有末航太朗氏は、「ビックカメラはこだわりの専門店の集合体。電気製品だけではない、お客様の暮らしに関わるあらゆるもの、それらを取り巻く感情材料とし、開発の対象としてまいります」と開発カテゴリーの幅広さについて説明。「(今回ビックアイデアの新製品として発表した)『ためのタオル』は、トップメーカー『IZAWA TOWEL』と共同開発を行うことで商品化を実現しました。私たちの共創は、社内のマイスターだけにとどまりません。その道のプロフェッショナルであるメーカー様、ブランド様はもちろん、今後はIPコンテンツなど様々なパートナーと次々に手を組んでまいります」と社外の共創についても積極的な点を示した。
展開スケジュールについては、2026年3月14日にグランドオープンする「ビックカメラ 池袋西口 IT tower 店」にて先行販売を開始し、4月1日からはビックカメラグループ各店舗およびECサイト「ビックカメラ・ドットコム」にて順次展開する予定。また今後は家電製品を中心に、生活雑貨や周辺アイテムなどラインアップの拡充も計画している。
