SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

特集:サブスクリプションの現在地

サブスクリプションビジネスを拡大させるカスタマーサクセスの秘訣

 サブスクリプションビジネスを成長させる上で、導入後の利用を促進させるカスタマーサクセスの存在は必須とも言える。本記事では、コミュニティという手段を通して企業のカスタマーサクセスを支援するコミューンの高原氏に、サブスクリプションビジネスを拡大させるカスタマーサクセスの秘訣を聞いた。

※本記事は、2022年2月25日刊行の定期誌『MarkeZine』74号に掲載したものです。

LTV向上にカスタマーサクセスは必須

コミューン株式会社 カスタマーサクセス部 部長 高原颯起(たかはら・そうた)氏
新卒でIT企業に入社後、東証一部上場企業の専属担当としてコンサルティング業務に従事し、toBSaaSのCS責任者を務めた後コミューンにジョイン。コミューンではBtoB・BtoC問わず、大手からスタートアップまで幅広く担当し、顧客LTVの向上に貢献。

――サブスクリプションビジネスにおいて、カスタマーサクセスが重要な理由について教えてください。

 カスタマーサクセスがサブスクリプションビジネスに必要なのは、サブスクリプションビジネスにおいて最も大切な指標であるLTVに貢献できるからです。

 カスタマーサクセスには、「概念としてのカスタマーサクセス」と「職種・部門としてのカスタマーサクセス」があると考えています。

 「概念としてのカスタマーサクセス」は、自社サービスやプロダクトを通じて顧客が求める成果創出や課題解決を促進し、LTVを高める活動全般のことです。マーケティングメッセージから契約までの営業活動、プロダクトづくりまで全てがつながっています。「職種・部門としてのカスタマーサクセス」は、NRR(売上維持率)を高めるための活動です。具体的な行動としては、サービス・プロダクトをスムーズに利用できるようになるためのオンボーディングやその先の活用を促進するアダプション、契約更新やアップセルのためのセールスなどが挙げられます。

 サブスクリプションビジネスは契約してもらってからがスタートであり、使い続けてもらうことが重要です。そのためLTVを高めるカスタマーサクセスという概念を前提とし、NRRを高めるためのカスタマーサクセス活動を実行していくことが求められます。ほとんどのサブスクリプションサービスは契約時点では赤字のため、長く利用してもらいLTVを高めることで、投資を回収することが必須です。

――LTVを向上させるために、契約後のサービス利用促進、顧客満足度を上げていくことがサブスクリプションビジネスにおいて重要ということですね。

 はい。ただし、真に顧客の成功を考えるのであれば契約前のマーケティングや営業はもちろん、商品やサービスそのものをきちんと見直していく必要があります。マーケティングや営業で期待値を上げすぎて、契約後どれだけカスタマーサクセスを頑張ってもサービスの継続につながらないケースも見受けられます。

 私が概念と職種・部門それぞれの視点で話したのも、ビジネスモデル全体でカスタマーサクセスを考えることが重要だと考えるためです。

この記事はプレミアム記事(有料)です。ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要です。

有料記事が読み放題!初月300円キャンペーン中!

プレミアムサービス詳細はこちら
※初めてMarkeZineプレミアム個人会員をご利用のお客様に限り利用可能です。
※お一人様1回限り有効です。

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
コミュニティがカスタマーサクセスの中核に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
特集:サブスクリプションの現在地連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/02/25 09:30 https://markezine.jp/article/detail/38358

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング