単発ではなく、中長期的にキャンペーンを設計
Twitchでの「1本満足バー」のキャンペーンは、約1年にわたり、大きく3段階に分けて実施。キャンペーンの設計は、Twitchの担当者からアドバイスを受けながら、共に議論する形で進めていった。まずは、認知拡大を図りながらユーザーの反応を確認するため、トライアルとして動画広告を展開。ここでは、他のデジタルメディアで用いている広告素材を流用した。ゲームに特化したクリエイティブではなかったが、想定以上の反応があったという。
次に、「ゲーム×1本満足バー」のブリッジを作ることを目的に、インフルエンサーとのタイアップ施策を企画。ゲーム実況者の「えどさん”」を起用したライブ配信を実施した。
「えどさん”の明るくてユーモアのあるお人柄や、視聴者と一緒にゲームを心から楽しんでいる様子が、『1本満足バー』のブランドイメージと重なりました。ぜひえどさん”に『1本満足バー』を食べながらゲームを楽しむという体験をしていただき、リアルな声を視聴者のみなさんに届けてもらいたい。そう考え、依頼させていただきました」(笹田氏)
さらにその後、バナー広告も展開。「ゲーム×1本満足バー」という新たな喫食シーンの創造に向け、Twitchの担当者と数字の振り返りを行いながらPDCAを回し、中長期的に価値提案を行っていく考えだ。
【当日のアーカイブ映像】視聴者と一緒に“タイアップ企画”を楽しむ
この一連のキャンペーンで注目すべきは、やはり、えどさん”を起用したライブ配信施策だ。配信では、冒頭で「1本満足バー」をえどさん”が実食しながら紹介。その後のゲーム配信では、えどさん”がゲームで負けると「1本満足バー」の動画広告が流れるという設定のもと、視聴者と一緒に“タイアップ”を楽しむ形でライブ配信が行われた。
「えどさん”は、冒頭の商品紹介も15分ほどかけて丁寧に行って下さいました。実は、これもゲーム配信中の動画広告の仕掛けも、すべてえどさん”がご厚意でやってくださったことなんです。私たちは企画の段階から、なるべく広告色が濃くならないようにと意識していました。あくまで、えどさん”のゲーム配信がメインとしてあり、えどさん”と視聴者の皆さんにとってこのライブ配信が楽しい体験になることを一番に考えていました。えどさん”はこれをくみ取った上で、商品を気に入って紹介してくださったので嬉しかったですね」(笹田氏)