2)iPad回転時の音量ボタン位置が状況に応じて自動で入れ替え
iPadを回転させたとき、音量調節ボタンの役割が位置に応じて自動で入れ替わるようになりました。対応モデルは、iPad(第5世代以降)、iPad mini(第4世代、第5世代)、iPad Air(2、第3世代、第4世代)とiPad Proです。※ただしこの機能は2021年に発売されたiPad mini (第 6 世代) ではすでに実装されています。

小さな変更のようですが、このような細やかなUIデザインの変更の積み重ねがユーザー体験を向上させるひとつの要因となります。そしてこの機能は強制ではなく、「音声コントロールの位置を固定」という項目から不可を設定することが可能です。

3)iPhoneを非接触型決済端末にする「Tap to Pay on iPhone」
最後に紹介するのが「Tap to Pay on iPhone」。これはまだ日本ではリリースされておらず、アメリカから順次対応されていくようです。機能としては日本での対応が待ち望まれる機能であることは間違いないと思います。それではみていきましょう。
「Tap to Pay on iPhone 」はiPhoneをタップするだけで、Apple Pay、非接触型クレジットカードやデビットカード、そのほかのデジタルウォレットをシームレスかつ安全に利用できるようになる機能です。American Express、Discover、Mastercard、Visaなどの主要な決済ネットワークの非接触型クレジットカードおよびデビットカードに対応しています。

Tap to Payが利用可能になると、iPhone XS以降のデバイスで対応するiOSアプリを通じて、非接触型決済ができるようになります。会計時にApple Pay、非接触型クレジットカードやデビットカード、そのほかのデジタルウォレットで支払うためにiPhoneまたはApple Watchを受け取り側のiPhoneに近づけるだけで、NFC技術を使って安全に支払いが完了します。これには追加のハードウェアは必要ないため、事業者はビジネスの場所を問わず決済を受け入れることができるようになります。

決済データはApple Payと同じ技術で保護され、プライバシーと安全性が確保されます。Tap to Pay on iPhoneを使った取引はすべてセキュアエレメントを使って暗号化され処理され、Apple Payと同様に、Appleは何が購入され、誰が購入したかを知ることはありません。
「Tap to Pay on iPhone」のメリット
- iPhoneとiOSアプリで非接触決済端末となる
- 電子決済がさらに広がり現金要らず
- Appleのプライバシー設計・開発によりセキュリティが高い
- 野外など活用場所が広がりバッテリーで稼働もできる
- 導入のハードルやコストが下がる
- 受ける側として中小事業所や個人での利用が容易になる
以上のメリットをみても、とても魅力的であることがわかります。支払う側はもちろんですが、とくに海外に比べてもiPhoneユーザーの多い日本では、受ける側のサービスとして「Tap to Pay on iPhone」はビジネスに大きく影響を与える機能だと思います。