動画や音楽など、老若男女が日々利用するコンテンツプラットフォーム。生活者の趣味嗜好が多様化する中、一人ひとりのニーズに沿ったより良い体験を届けるべく進化を続けている。また、マーケティング観点でも、コンテンツ体験に溶け込みながら印象的にメッセージを届けられる場として注目される。本記事では、国内の主要コンテンツプラットフォームであるABEMA・Netflix・Spotifyより、2026年の展望となる年始コメントをもらった。2026年、各プラットフォームはどのように進化し、生活者や企業のマーケティング活動にどのような変革をもたらすのか。各社が掲げる最新の戦略と、具体的なアップデートの方向性を紹介する。
【ABEMA】新ブランド「ABEMA-X」に刷新し、広告体験の変革を推進
【数字で見る媒体の最新動向】
・2026年で開局10周年
・週間視聴者数(WAU:ウィークリーアクティブユーザー)は最大で約3,000万人規模に
──広告媒体として、2025年に注力したこと、現在おすすめしているメニュー・使い方などを教えてください。
「ABEMA」はテレビのイノベーションを目指し“新しい未来のテレビ”として展開する動画配信事業です。登録は不要で、24時間編成のニュース専門チャンネルをはじめ、オリジナルのドラマや恋愛リアリティーショー、アニメ、スポーツなど、多彩なジャンルの約25チャンネルを24時間365日無料放送しています。コンテンツを通じて“絶対に見逃せない瞬間やここでしか味わえない熱狂”を10年間かけてお届けしてきた結果として、多くの方々の日常に根付くマスメディアへと成長しています。
まず、セルフサーブ機能を強化した運用型広告「AAA(ABEMA Advanced Ads)」が昨対比2倍以上と急成長し、事業を牽引しました。開局以来、ABEMAのCMは、地上波水準の安全性と品質に徹底してこだわってきた結果だと思っています。これに加え、視聴を中断しない「ABEMA LiveScreen Ad」や「バーチャルスタジオ協賛」「コンテクスチュアルオーバーレイ」など、新フォーマットの開発も強化してきました。



また「企画タイアップ」にも注力。番組を熟知した専門チームが年間約500本のタイアップコンテンツやCMを自社制作し、視聴者に深く受け入れられる「良質な広告体験」を追求してきました。特におすすめなのは、地上波と重複率が低く独自層へのリーチ補完が可能なCM配信と、ファンダムの熱量を活かした統合プランニングです。Z世代に人気の『今日、好きになりました。』やプロ麻雀リーグ「Mリーグ」など、番組の熱狂をブランドの信頼や好意へと転換する企画は、認知獲得を超えた大きな成果を出しています。
──広告媒体として、2026年に目指すアップデートの方向性や、実際に取り組まれていることを少しだけ教えてください。
2026年は、「Beyond the Frame」を新しく広告プロダクトの中長期テーマとして掲げ、従来のCM枠を超えた新しい広告体験へ進化させます。新ブランド「ABEMA-X(アベマクロス)」のもと、3本柱で変革を推進します。

1つ目は「Premium Reach MAX」です。視聴を中断しない「ABEMA LiveScreen Ad」など、本編とシームレスなフォーマットのさらなる進化、AIが文脈や感情を解析するコンテクスチュアル広告などを進化させ、高い視認性と受容性を両立。届けたい人に最高の形で情報を届けます。
2つ目は「Fandom Heat MAX」です。IP連動クリエイティブの制作強化に加え、番組との連動感を増加させるフォーマットの多様化など、コンテンツの熱狂をそのままブランドへ伝播させます。
3つ目は「Partner UX」です。多様化する広告手法に対応すべく、AIエージェントがプランニングから分析までをサポート。管理画面も進化させていきます。これらを通じ、広告自体が受け入れられ、無料視聴によるユーザーの感謝がブランドへの信頼や好意に変わる未来を実現します。
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