ジャパンイーブックス活用研究会は、行政機関・民間企業に勤務し、印刷会社に印刷物を発注する人計1,023人を対象に「DX推進における印刷物を発注する側の課題」に関する調査を実施した。
印刷物の発注、トップ3は「広告」「カタログ」「案内状や挨拶状など」
印刷会社にどのような印刷物を発注しているかを聞いたところ「広告(チラシなど)」の回答が44.3%と最多に。次いで「カタログ(パンフレットなど)」が38.6%「案内状や挨拶状など」が17.5%と続いた。
印刷物への不満や不安 7割が「ある」と回答
印刷物を発注する前に、困ったことや疑問、不満や不安を感じたことはあるかを質問したところ、7割以上の人が「とてもある(28.1%)」「ややある(45.6%)」と回答した。
また「とてもある」「ややある」と回答した人に不満や不安の具体的な内容を聴取。その結果「印刷物は今の時代にそぐわないのではないか(41.8%)」と回答した人が最多で「印刷しても読まれないのではないか(34.7%)」「このまま印刷物を続けて問題はないのか(33.3%)」が続いた。
デジタルへの置き換え 「予定はない」は2割
従来印刷物で行ってきた施策をデジタルに置き換える予定はあるかを聞いたところ「全て置き換える予定(12.1%)」「ある程度は置き換える予定(42.2%)」と、全体の5割はデジタルに置き換える意向を示した。一方「現在行っている施策のまま(置き換える予定はない)」は23.1%に留まった。
紙とデジタルの割合、多くが「5:5」が最適と回答
広告や広報物に対して、紙資料とデジタル資料(スマホ・タブレット・PC)の比率はどれくらいが適正かを質問。その結果「5:5(21.5%)」と回答した人が最も多く、次いで「7:3(13.5%)」「6:4(12.9%)」と続いた。
【調査概要】
実施日:2022年6月17日(金)
方法:インターネット調査
人数:1,023人
対象:行政機関・民間企業に勤めており印刷会社に印刷物を発注する方
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
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