朝日広告社は全国の中小企業・スタートアップ企業の経営者または従業員882人を対象に、トレンドとなっているビジネスキーワードやマーケティング課題を調査した。
注目するキーワード、1位は「AI」に
注目しているビジネスキーワードを聞いたところ「AI(人工知能)」が1位にランクイン。2位は「SDGs(32.3%)」3位は「カーボンニュートラル(20.9%)」だった。
「新規顧客の獲得」を課題視
業務を推進する上でのマーケティング課題を調査。トップは「新規顧客の開拓」で44.3%という結果に。2位以降に「商品・サービスの新規開発(26.9%)」「デジタルスキルの向上(26.5%)」が続いた。
「新規顧客の獲得」を課題と考える理由として「コロナ禍で新規顧客が減っているから」「コロナ禍で1件あたりの取引額が減少しているため」などが挙がった。
業種によって課題感の差が浮き彫りに
マーケティング課題を業種別で整理した結果、どの業種においても課題のトップは「新規顧客の獲得」に。ただし「卸売業」においては52.5%だったのに対し「製造業」では36.5%に留まるなど、業種によって差が生まれた。
役職別のマーケティング課題に大きな差はなし
マーケティング課題を役職別でも整理した結果、どの立場でも「新規顧客の獲得」が課題のトップに入った。しかし、役員以上の経営層では49.0%であるのに対し、一般社員においては37.5%で10pt以上の差がつく結果に。
2~5位のマーケティング課題には「商品・サービスの新規開発」「顧客の管理・育成」「顧客・ターゲットの理解」「社内コミュニケーションの発信」「デジタルスキル向上」がランクイン。順位は異なるものの、どの役職においても同様の傾向が見られた。
【調査概要】
対象:中小企業経営者または勤務者800人とスタートアップ企業の経営者または勤務者82人の計882人
手法:インターネット調査
時期:2022年6月30日(木)~2022年7月4日(月)
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