インターブランドジャパンのグループのC Space Tokyoは、今年で4回目となる「顧客体験価値ランキング」を発表した。
ランキングの作成にあたり「顧客体験価値(CX)スコア」を算定・分析。顧客が求める体験価値の5要素を「Relevance/私向けのものだと思える」「Ease/私にとって意味がある」「Openness/オープンで、正直である」「Empathy/私の立場で考えてくれる」「Emotional Rewards/いい気分にさせてくれる」と定義の上数値化し、商品やサービスの機能的価値とあわせて総合的なスコアを算定している。
トップ3は「丸亀製麺」「星野リゾート」「ANA」
今回のランキングは1位が「丸亀製麺」2位は「星野リゾート」3位は「ANA」という結果に。また「スシロー(4位)」「楽天(42位)」「SK-II(44位)」「Netflix(46位)」「コカ・コーラ(50位)」の5ブランドが今回、新たにランクインした。
丸亀製麺、品質へのこだわりや時世に合った販売手法が高評価
丸亀製麺については、2021年のランキング結果である16位から1位に大きくランクアップ。5つの情緒的要素の中では特に「Empathy/私の立場で考えてくれる」が、業界平均や前年の結果と比べても高い結果を示した。
ユーザーからは「最高の状態で提供することにこだわっているように思えるから(40代女性、現ユーザー)」「その時のご時世にあった販売方法に取り組んでいる(30代女性、現ユーザー)」などの声が寄せられた。
業種別平均では「食品・飲料メーカー」がトップに
業種別のCXスコアを分析すると「食品・飲料メーカー」が5.73で1位に。2位以降には「専門店(5.70)」「旅行・交通(5.63)」「飲食店・ファーストフード(5.48)」などが続いた。
【調査概要】
時期:2021年10月/2022年4月
対象者:インターネットモニター登録の18歳以上の一般個人(男女)
回答数:計1万327人(2021年10月5,087人/2022年4月5,240人)
手法:インターネットリサーチ
対象者属性:性別・年齢・居住地は「国勢調査」による人口を基礎とした推計人口にあわせて割付を実施
【関連記事】
・「SDGs」の認知度は9割超え/最も興味の高いゴールは「すべての人に健康と福祉を」【LINE調査】
・企業のLINE公式アカウント、約6割が「1社以上」を友だち追加/コンシェルジュ調査
・世界で愛されるブランド、1位はアシックスに ランキング圏外から大躍進【Talkwalker調査】
・約8割が月1回以上ネットで購入/具体的な目的のない買い物は控える傾向に【NTTコム オンライン調査】
・BtoBサイト評価1位はオムロン、医療用医薬品分野のサイトも躍進【BtoBサイト調査2022】