ソーシャルリスニングを行うTalkwalker(トークウォーカー)は、ソーシャルメディア管理プラットフォームを提供するHootsuiteと共同で「Love Brand 2022 - これからも愛されるブランドでいるための秘訣」を発表した。
同調査は、ブランド愛の要因に着目しソーシャルリスニングにより26億件の消費者の会話を調査。感情・信頼・顧客満足の3つのスコアを測定し、消費者がポジティブな印象を抱く企業TOP50を割り出している。
以下、一部内容を紹介する。
1位は、日本企業のアシックス。2021年はTOP50圏外であったが大躍進を遂げた。他ブランドとのコラボレーションやインフルエンサーとの連携といったクリエイティブキャンペーンを次々展開したことをポイントとして挙げられた。また、スポーツイベントのスポンサードやポケモンとの提携キャンペーンが一例として紹介された。
2位にはコーヒーメーカーのilly(イリー)、3位には多様なインフルエンサーを起用しているColorbar Cosmetics(カラーバーコスメティクス)がランクイン。日本のブランドでは、キューピー、MUJI、ヤクルトなどがランキング入りしている。
業界別でみると、美容、ファッション、食品・飲料ブランドはトップ50の平均以上のスコアとなった。特に美容やファッションブランドは時代を先行する業界として、世界中の消費者の共感を得られる形での発信が目立った。
また、2022年は小売り・eコマースブランドの信頼スコアが平均値を大きく上回った。一方で、旅行・サービス業はコロナ禍の影響を受け苦戦する結果となった。
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