異なるバックグラウンドを持つモバイルマーケターが集合
天野(Liftoff):本セッションのモデレーターを務める天野です。LiftoffはDSPとして、インストール広告やリエンゲージメント広告をアプリ広告主様に向けて提供しています。
天野(Liftoff):Liftoffは2021年、Vungleという会社と合併しました。Vungleは元々ビデオが強かったり、アプリパブリッシャー様のマネタイズを支援していたりと、Liftoffにはない強みを持っています。そのため、今後は広告主様、パブリッシャー様、ゲームデベロッパー様とより広いお付き合いができるチームとして活動していく所存です。
川口(DeNA):私は新卒でDeNAに入社し、2012年からマーケティングに従事しています。「モバゲー」というブラウザゲームのプラットフォームや様々なアプリのデジタルマーケティングに携わった後、2016年からはゲーム事業のデジタルマーケティングの責任者を務めていました。直近では、ゲーム以外も含めた全社のマーケティングを担う組織に所属し、様々な事業のマーケティングに関わっています。
中川(タイミー):私は広告代理店のプランナーとして約7年間働いた後、事業会社に移りました。現在は代理店と事業会社のキャリアが半分ずつぐらいです。
中川(タイミー):最初に勤めた事業会社は、JapanTaxiというタクシー配車アプリの会社。DeNAの「MOV」というアプリは当時、バチバチの競合でした(笑)。ちなみに今は二つのサービスが合体し、仲良く「GO」というアプリになっています。その後はメルカリを経て2020年3月にタイミーへ入社。スキマバイトのマッチングサービス「タイミー」のマーケティングを統括しています。
佐々(Adjust):私は2000年、三井物産のオンラインショッピングモールプロジェクトからデジタル業界に入りました。後に会社がヤフーに買収され転籍しましたが、外資のスタートアップも複数経験し、サーチやリターゲティングやDMPなどに関わりました。
佐々(Adjust):その後、モバイル計測ツールを提供するTUNEを経て、2016年11月からAdjustに入社しました。モバイル計測分野での経験は今年で7年になります。
テレビCM経由のアプリインストールが測定可能に
佐々(Adjust):私からまず、モバイル業界の最新トレンドをいくつか紹介させてください。昨今、QRコードの活用が急速に広がっています。活用方法は様々ですが、たとえば店頭におけるアプリへの誘導施策はかなり浸透してきた印象です。最近ではテレビ番組内でも頻繁に活用されています。
次に紹介するトレンドは、コネクテッドテレビ(以下、CTV)の活用です。最近は「ABEMA」や「TVer」などのサービスで広告を配信する際、CTVからモバイルのアプリ、つまり手元のスマホへのインストールの効果測定ができるようになっています。
Adjustではビデオリサーチさんと提携を行い、地上波テレビCMのインストール効果計測機能もリリースしました。地上波でCMが放送された直後に放送地域でインストールが発生した場合「テレビCMがインストールに貢献した」と見なすわけです。テレビCMがインストールを促したであろうユーザー群を抜き出すことで、他のデジタルマーケティング経由のユーザーなどと継続率やLTVを比較できます。
この仕組みを用いてテレビCMとオーガニックの計測率を比較した結果、テレビCMのほうが高い計測率を示した事例もあります。当社としては、今後もあらゆる広告を一つのプラットフォームで比較分析できるよう、マーケターを支援して参ります。