Z世代にとってのご褒美消費はどんなものか?
次に、Z世代で利用率の高かったハッシュタグ「#ご褒美」「#自己投資」について、どのような商品との結びつきが強いのかをそれぞれ分析した。
まず、全体においても最も利用の多かった「#ご褒美」の利用率を世代間で比較した。すると、Z世代では「食費」「美容・衣服」「エンタメ」の利用率が高いことがわかった。たとえば食費は、即位の礼で手土産になった鎌倉の「MAISON CACAO」の生チョコのように、高額な商品だけでなく普段と違う商品を試してみることもご褒美として捉える傾向が見えてきた。
利用率で見ると、どの世代も食費が最も高い。一方ジャンル別のリフト値で見ると、Z世代は他の世代と比較して「エンタメのイベント」「美容・衣服のコスメ」「エンタメのゲーム」などが高くなっている。
世代別・自己投資の捉え方の違い
「#自己投資」は、Z世代の「美容・衣服」の利用率が他の世代よりも高くなっている。自分が他者からどう見られるか気にする傾向にある世代といえそうだ。またX世代は「医療・保険」が高く、これからの自分に必要な支出と考えられているのかもしれない。
ジャンル別のリフト値で見ると、Z世代は「美容・衣服のアクセサリー・小物」「美容・衣服のエステ・ネイル」が高くなっている。外面を整えるための出費を「自己投資」と捉える傾向が見て取れる。
