サイボウズは、高度な知的能力を活用できないままでいる技術者に、活躍の場を提供して能力を発揮してもらうことを期待して「ポスドク」採用枠を新設。応募条件は情報系の大学院博士後期過程出身者であることで、中退や単位取得退学、博士号取得の別は問わない。また、英語のネイティブスピーカーも歓迎するという。
業務内容は、Webアプリケーション開発において、高度な専門性を必要とする業務で、必須スキルは、英語の技術文書の読解・作成、情報科学の基礎知識、C言語でのシステム開発など。給与は年棒制で600万円~(賞与別途)となっている。
今後は、5年で10名ほどの採用を目標に、ポスドクを積極的に採用し、主な大学に設置されているポスドク向けキャリア相談窓口に求人を掲出するほか、情報処理学会の定期刊行物に広告を掲載することも検討する。
「ポスドク問題は、1995年に施行された「科学技術基本法」で「ポストドクター等一万人支援計画」が盛り込まれ、2000年に目標が達成されものの、多くの大学では研究所の定員数が増えずに供給過剰となったことから顕在化した。
【関連記事】
・中国エリート教育の崩壊、高学歴者の質の低下と就職難の現状【中国労働力調査】
・大学生が就職したい企業1位に「全日空」が返り咲き、ダイバーシティ評価では資生堂が圧倒的No.1
・学生の内定社数は4年連続で増加、「内定辞退したことある」65.2%【リクルートの就職白書2007】
・「先輩が薦める企業ランキング 2007」、1位は日本コムシス