SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

電気通信事業法改正が間近に!施行を前に確認しておきたい、5つのポリシー

掲載さえすればOKと思っていませんか?電気通信事業法改正前に確認!プライバシー&Cookieポリシー


 改正個人情報保護法に続き、2023年6月には改正電気通信事業法が施行されます。しかし、「いまだにどう対応すべきかわからない」「具体的な答えが見えない」という企業のWebサイト運営担当者やデジタルサービス担当者も少なくありません。本連載では、改正個人情報保護法に関する実務経験やプライバシーポリシーのカンファレンス企画が豊富な、デジタルマイスの菊地氏が解説。第1回にあたる本記事では、プライバシーポリシーとCookieポリシーを中心に取り上げます。

Cookieルール元年、確認すべき5つのポリシー

 2022年4月の個人情報保護法改正に関して、対応に追われた実務担当者の方も多いのではないでしょうか。そして2023年6月は改正電気通信事業法の施行が迫っており、2022年6月には「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」が公布されました。この2023年こそが「本格的なCookieルールの元年」といえます。

 自社サイトでのCookie利用状況を把握できず困っている企業がある一方で、既に海外の厳格なルールに適応しているグローバル企業も存在します。違反した場合は、行政指導になるだけでなく、ニュースで取り上げられることによるレピュテーションリスク(評判・信用に関わるリスク)にもつながります。

 また最近では、一般のユーザーもサイト上でCookieがどのように使われているかを簡単に確認できるため、企業側は「知らなかった」では済まされない環境となりました。

 本連載は、企業やサイトの実務担当者が今後直面することになる以下の5つのポリシーについて、それぞれの表記と対応を軸に担当者が押さえるべきポイントを解説。BtoB/BtoCの業態ごとの対応やフローを紹介していきます。

(1)プライバシーポリシー
(2)Cookieポリシー
(3)ソーシャルメディアポリシー
(4)リンクポリシー
(5)リターンポリシー/エクスチェンジポリシー/クリックトゥキャンセルポリシー/リファンドポリシー

社内の連携が問われるポリシー対応

 各ポリシーは独立しているのではなく、5つが関連し整合性をもって成立しています。また確認作業は社内やグループの組織力・連携力があってこそ成立する点も、忘れてはならないポイントです。企業が法律を守るために、方針をポリシーとしてサイト内に掲出することは重要ですが、ユーザーにとってわかりやすい説明をどのように記載・表現していくべきか、本連載がその道標になれば幸いです。

クリックして拡大

 第1回となる本記事では、(1)プライバシーポリシー(2)Cookieポリシーを対象に説明します。2022年の個人情報保護法改正の際、「CMP(同意管理プラットフォーム)ツールを導入したはいいが、なかなか腹落ちしなかった」という方も、今回の電気通信事業法改正とセットで俯瞰することで全体の方向性が見えてくることでしょう。まずは個人情報保護法改正後の流れを踏まえ、解説していきます。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
はじめに確認したい2つのポイント

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
電気通信事業法改正が間近に!施行を前に確認しておきたい、5つのポリシー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

菊地 伸行(キクチ ノブユキ)

株式会社デジタルマイス 代表取締役社長。日本経済新聞社入社後、アメリカ西海岸に駐在。帰国後、日経電子版、デジタル、グローバル、メディアビジネスの業務を担当。主な企画にNIKKEI Protech (不動産)ConferenceシリーズやNIKKEI Privacy Conferenceなど。2022年同社を退社。現在は株式会社デジタルマイス代表取締役社長として、広報・宣伝のデジタルでの情報発信の支援を行う一...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/05/12 17:56 https://markezine.jp/article/detail/42048

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング