ガソリン価格の高騰は、車社会である米国では一般市民の生活に直結する深刻な問題。米国の平均ガソリン価格は、この数か月の間上昇を続けて最高値を更新しており、人々は少しでも安いガソリンを求めて検索エンジンで情報収集を行っている。
地域ごとの最安値情報を検索できるGasBuddy.comを4月に訪れた人の多くが、“gas prices(ガソリン価格)”というキーワードで検索している。この月は、約100万人がこのキーーワードで173万回もの検索を行ったという。
この検索行動が最も顕著に表れたのが、2007年の10月から11月。上のグラフにあるように平均ガソリン価格は10%という大きな上昇率を示しており、消費者の検索行動も突出している。この恩恵を受けたのがGasBuddy.comで、全検索結果の37%がGasBuddy.comへ流入したという。
サウジアラビアに続いて、クウェートも増産の方針を発表したが、人々が検索などせずに安心してガソリンを買えるようになるにはまだ時間がかかりそうだ。
【関連記事】
・子どもたちが2007年に検索した「人気のことばランキング」
・1月の「goo」急上昇キーワード、3位に「冷凍ギョーザ」がランクイン
・サブプライムローン問題発覚後の日常生活を、35組の家族がリアルに語るCNNの経済特集