クロス・マーケティングは全国の20~69歳の男女1,100人を対象に、労働意欲と労働環境の変化に関する調査を実施した。
4人に1人が、コロナ前と比べ働き方が変化
コロナ禍と比較して今の働き方に変化はあるかと尋ねたところ、「変化があった」と回答した人は25%に。変化の内容を見ると「同じ仕事だがスタイルが変わった(出社、リモートなど)」が11.5%で最も多く、次いで「転職するなどで仕事そのものが変わった(5.1%)」が続いた。
また、結果を年代別で見ると、20代のうちの約3人に1人が働き方に「変化があった」と回答していた。
人手不足を実感
周囲の働く環境で感じる変化を尋ねたところ、「無人販売やセルフサービスのお店が増えた(16.5%)」がトップ回答に。2番目以降に「飲食店などで、手が足りてないなと思うことが増えた(13.3%)」「自分の職場で人手が足りなくなった(11.3%)」が続いた。
働くモチベーションはコロナ禍よりも高い
コロナ禍も今も仕事をしている人(n=763)に、コロナ禍での仕事のモチベーションを聞いたところ「高かった」と回答した人の割合(※1)は31.8%に。一方で、現在の仕事のモチベーションを尋ねると「高い」と回答した人の割合(※2)は47.7%に上った。
※1 「高かった」「やや高かった」と回答した人の合計割合
※2 「高い」「やや高い」と回答した人の合計割合
コロナ禍と比べて仕事のモチベーションが上がった理由としては、「マスクを外したことで表情がわかるようになった」「プライベートが充実した」という意見が寄せられた。一方、モチベーションが下がった理由としては、「人とのコミュニケーションの変化で少々疲れる」「出社が増えて時間に余裕がなくなった」などの声が挙がった。
【調査概要】
手法:インターネットリサーチ
地域:全国47都道府県
対象:20~69歳の男女
期間:2023年7月7日(金)~9日(日)
有効回答数:1,100サンプル
【関連記事】
・優先度の高い社会課題、若年層は人権関連/シニア層はインフラ・社会制度を重視【電通PR調査】
・AIに代替されると思う職業Top2は「財務・会計・経理」「小売店の店員」/クロス・マーケティング調査
・5割以上の学生が「コロナ禍の生活を継続させたい」/マスク着用理由は男女差あり【テスティー調査】
・Z世代の8割以上が職場に残業があるかを意識 「働く時間(量)より質」が大切【オロ調査】
・Z世代は働き方に「自分らしさ」を求める、他人のワークライフバランスと平等も重要【SoZo調査】