SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Z世代の8割以上が職場に残業があるかを意識 「働く時間(量)より質」が大切【オロ調査】

 クラウドERP「ZAC」を提供するオロは、IT・広告・コンサルティング業といった知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代 906名に対して、「残業時間」に関する実態調査を実施した 。

新しい職場での残業時間の有無82.3%が気にすると回答

 まず、就職・転職先を考える上で、新しい職場においての残業の有無を気にするか尋ねた。結果は、「とても気にする」が43.3%、「少し気にする」が39.0%、「あまり気にしない」が11.5%、「まったく気にしない」が6.3%となり、計82.3%の人が残業時間の有無を気にしている結果になった。Z世代にとって、「残業時間の有無」は、働く環境を選ぶ上で重要な判断基準の一つになっていることがわかる。

77.4%が「プライベートの時間が減ってしまうから」が残業の有無が気になる理由

 残業の有無が気になる理由としては、「プライベートの時間が減ってしまうから」が77.4%、「決められた時間以上に働きたくないから」が39.1%、「残業規制が整っているかで健全さがわかるから」が24.3%、「残業手当が欲しいから」が24.0%となった。Z世代は約8割の人が「プライベートを重視する」傾向にあることがわかった。

Z世代の66.0%が「趣味」の時間が大切

 現在、残業時間が多いかどうかを尋ねると、「多い」が25.9%、「少ない」が44.3%、「どちらでもない」が29.8%という結果になった。

 さらに、「残業がない」もしくは「少ない」分、自由時間に何をしているか調査を行ったところ、1位が「趣味」で66.0%、2位が「睡眠・休息」で61.2%、3位が「家族や恋人と過ごす」で42.0%、4位が「家事」で30.8%などの回答が集まった。

 プライベートを重視するZ世代は、特に「趣味」の時間を大切にしていることがわかる。

 また、5位の「自主学習」などの自己研鑽に時間を使うや7位の「副業」を行うなど、残業が少ないことでできた時間を、有効活用していることもわかった。

ワークライフバランスを保つために自身で工夫をして仕事を全力でしたい

 早く帰宅できるように実践していることを質問したところ、「仕事の優先順位をつける」が55.3%、「スケジュール管理を徹底する」が33.6%、「できない仕事は断る」が21.4%となった。「優先順位をつける」、「スケジュール管理の徹底」という自身での工夫に加えて、「できない仕事は断る」という毅然とした態度をとることも重要だと考えていることがわかる。

 Z世代はプライベートを重視しているがゆえに、ワークライフバランスを保つために様々な工夫をしながら、仕事は全力でやりたいと考えていることがわかる。

残業の規制は「個人の成長に寄与」するポジティブなもの

 残業規制に対して感じていることを質問すると、「仕事とプライベートのメリハリがつく」、「時間管理の意識が高まる」、「家族や友人が安心する」と6割以上の人が答えた。

 一方、「残業しないとやる気がないように思われそう」、「企業としての競争力が損なわれる」、「社員の成長スピードが落ちる」に対しては5割以上がそう思わないと回答。

 Z世代は「プライベートを重視」していることがわかると同時に、残業規制は「個人の成長に寄与するもの」とポジティブにとらえていることがわかる。

Z世代の仕事の価値観、「効率を重視」して「無意味な前例踏襲は避ける」

 古いと思う「仕事に関する価値観」を尋ねたところ、「上司より先に帰ってはいけないという暗黙のルール」が82.8%、「新人は誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰る」が79.9%、「残業時間は長い人ほど頑張っている」が71.7%となった。

 これらの結果から、Z世代は「効率を重視する」、「意味のない前例踏襲は避ける」傾向にあることがわかった。

 以前からも、Z世代は「タイパ」を重視する傾向があることは言われており、今回の結果もそれを支持する結果だと言える。プライベートを重視する傾向は強いが、それは、仕事に対しての情熱がないということではなく、あくまでも、個人の成長は業務時間の長さではなく、密度に比例すると考えており、「働く時間(量)より質」を大切にしていると言える。

【調査概要 】
対象エリア: 全国
対象者 :知的サービス業に従事する18歳~29歳のZ世代 906名
調査方法 : インターネットによるアンケート調査
調査期間 : 2023年3月17日~2023年3月24日

【関連記事】
サムライト、企業のZ世代向けマーケティング支援を行う「Zwithラボ」を設立
CCIとUniiique、企業がZ世代クリエイターと直接ミーティングできるサービスを開始
ポッドキャストを月に1回以上聞く人は約2割/Z世代では3人に1人が聴取【メディア環境研究所調査】
Z世代が選ぶ2023年度上半期のトレンド大賞、1位は「推しの子」【seamint.調査】
Z世代のコマース行動は積極的に情報を獲得し、真偽を見極める「バイヤー型消費」【博報堂買物研究所調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/06/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/42579

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング