MarkeZineニュース

Z世代が選ぶ2023年度上半期のトレンド大賞、1位は「推しの子」【seamint.調査】

2023/06/13 07:00

通知

　Z世代向けのサービス企画・コンサルティングやSNS運用代行を提供するseamint.は、「2023年上半期トレンド大賞」と「2023年下半期トレンド予測」について、全国の中学生・高校生・大学生1,700人に対してアンケート調査を行った。

2023年上期トレンド大賞の1位は「押しの子」、関連楽曲も含めSNSで話題に

　2023年上半期トレンド大賞の1位は、「推しの子」、「NewJeans」、3位が「蛙化現象」となった。

　1位の「推しの子」は、2020年4月より週刊ヤングジャンプにて赤坂アカと横槍メンゴがタッグを組み連載を開始した漫画。2023年4月からはTVアニメとしても放送を開始し、SNSでも話題になった。TikTokを中心にアニメに登場する楽曲や、主題歌であるYOASOBIの「アイドル」もバズっており、リリースから約2週間で全世界の動画・ストリーミング累計1億回再生突破した。

　2位の「NewJeans」は、2022年7月22日にデビューした韓国の多国籍5人組ガールズアイドルグループ。独特な世界観とレベルの高い音楽や、近年のK-POPグループとは違うY2K（2000年代に流行したファッション）コンセプトなどが人気となっている。新曲のリリースの度に話題になり、振り付けや踊ってみた動画はSNSで頻繁に話題になっている。

　3位の「蛙化現象」は、好きだった人が振り向いてくれた瞬間に相手に嫌悪感を抱いてしまうことを表す言葉。有名インフルエンサーが話題にしたことで、2023年の上半期ごろから話題になった。現在は派生して、相手の嫌な一面を見てしまった時を表す「蛙化」という言葉が使われることもある。

2023年下半期トレンド予測、Kpop関連アイドルが2組ランクイン

　2023年下半期トレンド予測では、「AIインフルエンサー」、「＆TEAM（エンティーム）」、「ZEROBASEONE（以下、ZB1)」、「マッシュル-MASHLE-」、「MINAMI」がランクインをした。

　「AIインフルエンサー」は、TikTokを中心に話題になっている、AIで画像生成したAI美女のインフルエンサー。特に、神宮寺藍は2日間で100万回再生越えを記録している上に、写真が揺れている動画はAIと分かりづらいこともあり、本物の人間だと思っている人々からのコメントが殺到した。他にも、AIグラビアが登場するなどしており、今後は、様々な場面でAIインフルエンサーが増え、人気になることが予想される。

　次に、「&TEAM」は、HYBEの日本本社傘下・HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループ。オーディション番組『&AUDITION - The Howling -』を経て2022年12月7日にデビューした。11月に発表されたデビュー曲は、JpopでもKpopでもない新しい曲調だと話題を呼んだ。イベント出演なども増えてきており、2023年下半期は人気が高まると考えられる。

　続いて、「ZB1」は、韓国のグローバルオーディション番組「BOYS PLANET」から誕生した、韓国国籍6人、中国国籍2人、カナダ国籍1人から構成される多国籍グループ。活動期間が2年半という期間限定であることや、これまで同オーディションでデビューした「Kep1er（ケプラー）」の活躍から同グループも人気になることが予想される。

　次に、「マッシュル-MASHLE-」は、集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載中の甲本一による漫画作品で、2023年4月よりTVアニメとしても放送を開始している。魔法界を舞台にしたアニメで、個性豊かなキャラクターたちにより繰り広げられる友情や戦い、シュールなギャグが話題になっている。アニメ放送前からSNS上でも注目されていたが、放送開始により今後ますます人気になることが考えられる。

　最後に「MINAMI」は、TikTokで約220万人のフォロワー数、YouTubeでは約88万人のチャンネル登録者数を持つ現役女子高生インフルエンサー。同年代の憧れや尊敬の的になっており、中高生を中心に絶大な人気を誇っている。今後さらに活躍していくことが期待される。