小規模なサイトも、プロフェッショナルのノウハウを気軽に活用できる
それでは、それぞれの代理店を、どのような広告主がどのように利用しているのか? 利用の状況について聞いてみよう。
テレウェイヴリンクスの場合、20名以下の小企業約3万社をユーザーとして擁し、その8割が実店舗を保有している。商店街に軒を連ねるような小規模店舗も多い。そのため、ITリテラシーは低めである反面、ほとんどのウェブサイトで、経営者自身がスポンサードサーチに取り組んでいるという。熱意を持って取り組む担当者(≒経営者)も多いようだ。
「正直、スタート時のスキルについてはもどかしさもありますが、時間をかけながら習熟し、効果が出ると、黙々と作業を進められる方が多いですね。そういう方は、地道な作業を積み重ねた結果、とても大きな成果を出されていますよ。アクセスや売上を、5倍、10倍の規模にまで成長させたお客さまもいらっしゃいます」(テレウェイヴリンクス 菅原氏)
過度なこだわりをクールになだめる役割も
「当社では、スポンサードサーチの価値と最適化について考えていただけるよう、無料診断サービスを提供しています。それをきっかけに力を入れるようになられた方も、本当に多いですね。ただし、あまりにCPAなど部分的な数字の最適化に躍起になるがあまり、全体が見えなくなることもあるようです。ですから、私たちは、客観的かつ俯瞰的な視点でのアドバイスを心がけているんです」(NTTデータキュビット 藤崎氏)
自分の手で始め、試行錯誤を重ね、効果を見ながらさらに改善を進める。そんな、やる気あるユーザーでも、行き詰まりを感じるときが必ずある。そういう時には、オンライン代理店のサービスが役立つだろう。
「スポンサードサーチの利用者が年々増えているためか、本業の合間にやっているのでは、なかなか効果が出ない状況になりつつありますので、『餅は餅屋』に任せていただくことも考えていただければと思います。自分で作業できる場合でも、プロにご依頼いただくことによって、運用の効率化、パフォーマンスの改善を実感していただけると思います。お客さま自身のノウハウが磨かれることも重要ですから、共に戦略を練って実行する『パートナー』と思っていただければ嬉しいですね」(ベルウェール 飯島氏)