ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)は、生活者の生活行動・価値観・メディア接触などの実態を捉える「ADK生活者総合調査2023」より、「コロナ禍でアップデートされた新しい生活様式に関するレポート」を発表した。
同レポートではビフォーコロナ期(2019年)、ウイズコロナ期(2020年~2022年)、アフターコロナ期(2023年)の計5年間における価値観・意識スコアの推移を、仕事、美容・ファッション、消費、情報、健康の5つの分野で検証した。
ワークライフバランスや自分らしさを大切にする意識が上昇
まず、仕事の分野で当てはまる価値観を尋ねた。すると「会社や組織で出世したい」が2019年より2.1ポイント、「自分の能力や才能を人に認めてもらいたい」は2020年より2.7ポイントそれぞれ減少した。一方、「ワークライフバランスを大切にしたい」は2019年より2.7ポイント増加し86.2%に。
美容・ファッションについては、「ファッションで自分らしさを表現したい」が2019年より6.7ポイント、「化粧をすることでなりたい自分に近づける」は2020年より8.1ポイントそれぞれ増加した。また「流行より自分のスタイルを大事にしたい」は、2019年と比べ4.9ポイント増えて82.2%に。「異性から魅力的に思われたい」は2019年と比較して3.4ポイント減となった。
日常におけるデジタル活用が加速
消費分野においては、「日常の買い物で電子マネーやクレジットカードで支払うことが増えた」が2019年より6.7ポイント増加し、全体の7割以上となった。「できるだけ現金での支払いではなく、キャッシュレスで生活したい」も69.3%となり、2019年から13.2ポイント増えた。
情報の分野では、「人とのつながりでネットは欠かせない」が2019年より4.8ポイント増加し52.9%に。「ネットが使えなくなると不安だ」も2019年より3.1ポイント増え、8割を超えた。
健康については、「運動や食事などで、健康のために1年以上続けていることがある」が全体の5割近くまで増えた。また全体の3割が「健康管理用のアプリやスマートウォッチなどのアクセサリーを利用している」と答え、2019年より8.3ポイント増える結果となった。
【調査概要】
調査エリア:関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県)、関西(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)
調査対象者:15~79歳の男女(中学生は除く)
サンプル数:15,784名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2023年5月16日(火)~6月5日(月)
※集計については、国勢調査の人口構成、関東・関西のエリア構成に合わせるためウエイトバック集計を実施
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