日本広告業協会は、35回目となる2023年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞の受賞者を発表した。同賞は日本広告業協会会員社の中で、顧客や社会の課題解決をする施策の実施までをけん引し、広告会社の価値向上・機能拡張につながるクリエイティブワークを1年間に複数生み出したクリエイター個人を表彰するものだ。
「広告会社の価値の向上につながる『課題解決のアイデア』『クリエイティブのレベルを引き上げるクオリティ』『クリエイティブの領域の拡張性』が優れていること」を基準に審査を実施し、2023年はクリエイター・オブ・ザ・イヤー1名、メダリスト11名が選ばれた。
クリエイター・オブ・ザ・イヤーに選出されたのは、dentsu Japan/電通コーポレートワンの高崎卓馬(たかさき・たくま)氏。同氏は、JRグループの「鉄道開業150年キャンペーン」やサントリーの「オールフリー」、P&G「ボールド」などを手掛けた。
また同氏が脚本・プロデュースを手掛けたTHE TOKYO TOILET ART PROJECT 映画「PERFECT DAYS」は、カンヌ国際映画祭や米国アカデミー賞など国内外多数の映画賞の受賞・ノミネートにつながるなど、広告の領域を超え映画という形でクリエイティブの力を世界に示したことが評価された。
【2023年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞 受賞者一覧】
2023 CREATOR OF THE YEAR(1名)
・高崎卓馬氏(dentsu Japan/電通コーポレートワン グロースオフィサー/エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)
2023 CREATOR OF THE YEAR MEDALIST(11名)
・永井貴浩氏(博報堂ケトル/博報堂 アートディレクター)
・片岡良子氏(ADKマーケティング・ソリューションズ/CHERRY コピーライター)
・小布施典孝氏(dentsu Japan/電通コーポレートワン グロースオフィサー/フューチャー・クリエーティブ・センター長 エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)
・原口亮太氏(TBWA HAKUHODO Disruption Lab クリエイティブディレクター)
・村田俊平氏(電通 第3CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター/CMプランナー)
・有元沙矢香氏(電通 zero クリエーティブ・ディレクター/コピーライター)
・小島翔太氏(博報堂 CREATIVE TABLE 最高 生活者エクスペリエンスクリエイティブ局 クリエイティブディレクター)
・松尾昇氏(九州博報堂 クリエイティブ局 コピーライター)
・大石将平氏(TBWA HAKUHODO Disruption Lab クリエイティブディレクター/コピーライター)
・森井聖浩氏(東急エージェンシー 第3ビジネスデザイン本部 関西支社 クリエイティブディレクター)
・高橋尚睦氏(読売広告社 クリエイティブディレクター/コピーライター)
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