Microsoftは、ユーザーがつくったXbox 360向けのゲームを「コミュニティゲーム」としてオンラインで販売するプランの詳細を発表した。
ゲーム開発者のためのサービス「XNAクリエーターズクラブ」のメンバーが投稿した作品は、厳しいレビューを通過したのち、Xboxユーザー専用のオンラインネットワークに設けられた「Xbox LIVE マーケットプレース」を通じてユーザーに向けて販売される。ゲーム制作者は3段階の販売価格(200~800マイクロソフトポイント※)の中から価格を設定し、総売上の最大70%を受け取ることができる。
Microsoftは、Xbox LIVEにコミュニティーゲームが加わることによりXbox 360のゲームライブラリは現在の倍の規模に成長すると見込んでおり、全ジャンルを合わせると1000本を越えるとしている。
北米のみで提供されている「Xbox LIVEコミュニティーゲーム」のベータ版ではすでに多くのゲームが発表され、一般向けのサービス開始は今秋を予定しているという。日本でのサービス開始時期は未定だが、Microsoftは9月にゲーム開発者やパブリッシャー向けのイベント「Gamefest Japan 2008」の開催を予定している。
※「マイクロソフト ポイント」は、Xbox LIVE マーケットプレースの有料コンテンツ購入に使えるプリペイド方式のポイントサービス。プリペイド方式で購入した場合、700ポイントは1050円、クレジットカードで購入した場合、500ポイントは740円となっている。
【関連記事】
・PS3向けゲーム内広告サービスの日本展開スタート
・米Microsoft、Xboxユーザーコミュニティから生まれたゲームをネットで配布
・Yahoo!がアイカーン氏と和解、氏を取締役会のメンバーに