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カタリナ消費者総研、ベストヒットランキング2024を発表 洗濯用洗剤のTOP5はすべて同一ブランドに

 カタリナ消費者総研は12月2日、「新商品ベストヒットランキング2024 年間版」と題し、カタリナネットワーク内小売店における年間売上約12兆円分のデータベースから、今年最も多く手に取られた新発売商品をランキング化。6つのカテゴリーでTOP5を発表した。

シャンプーTOP5

 シャンプーカテゴリーを見ると、1位になったのは花王から新発売の「エッセンシャル プレミアムうるおいバリアシャンプー シルキー&スムース つめかえ」だった。同社のロングセラーブランドであるエッセンシャルからの発売となる。

 2位にも同ラインから「エッセンシャル プレミアム うるおいバリアシャンプー. グロウ&モイストつめかえ」がランクイン。同ブランドラインの注目度の高さがうかがえる。

 3位に入ったのはファイントゥデイの「プラストゥモロー スムース シャンプー つめかえ」。こちらは本体の価格が1,650円、つめかえが1,320円といわゆるプレミアム価格帯に位置する商品となり、このラインには今後も新商品の投入が見込まれると予測される。

 同社が特に注目しているのはボトルのデザイン。TOP3にランクインしているものはそれぞれ、彩度が落ち着いたライトな色調で、複数色が混ざり合うようなデザインとなっている。このことから、ライトな色調がプレミアムラインの一種のアイコンになっていることが推測される。

洗濯用洗剤TOP5

 洗濯用洗剤では、TOP5すべてをP&Gのアリエール新商品が独占する結果となった。また、1~3位はそのなかでもジェルボールタイプの商品がラインアップ。使い勝手の良さが支持を集める結果となっていることがうかがえる。

 加えて1~3位のプロシリーズには繊維の毛羽立ちを取り除くことができる「プロパワー酵素」を新たに配合。これにより繊維の表面が滑らかになり、洗濯回数を重ねるたびに汚れやニオイが繊維に染みつきにくく、落としやすくなるとのことだ。

 特に洗浄力が評価されるジェルボールタイプだが、さらに強力な機能を備えたことが今回の結果を導いたと想定される。

カップ麺TOP5

 カップ麺部門では、1~5位までを日清食品が独占する結果となった。また、そのすべてがカップヌードルの新味・期間限定商品に。カップヌードルブランドへの信頼と期待が反映された結果であるといえる。

 第1位になったのは夏に発売となったカップヌードルレモンシーフードヌードル。日清食品が「夏はカプヌが売れない」とCMで言及し、人気を博した。

 その他、2位・3位ともに通常ラインアップのカレー、チリトマトに新要素が加わった期間限定商品。普段の味の信頼感に新要素を加えたことで、安心して選べる新味として仕上げたことが支持を集めたと考えられる。

スナック菓子TOP5

 スナック菓子部門では、1~3位と5位をカルビーのポテトチップスが独占。1、2位には、「クリスプ」シリーズのうましお味、旨味コンソメ味がランクインした。クリスプシリーズは元々、筒型包装の成形ポテトチップスとして2016年から発売されていた商品。筒から袋への包装変更にともない、筒型包装で行っていたチップスの整列不要になり、味付け方法を改良した。これにともない、味のムラを少なくし、後味まで旨味を感じられるようになったとしている。

 加えて袋型への変更により、重量換算で見た包材量も減らすこともできたとのこと。昨今の資材高騰環境下における資材調達の面から見ても合理的な改良が叶った商品といえる。

冷凍食品TOP5

 冷凍食品では、ニチレイの「W(ダブル)キムチ炒飯 420g」が1位に。このWは、使用されているキムチが「炒め&追い」キムチということで冠されている。

 2位は、ニップンの「オーマイBig <ボンゴレビアンコ>340g」。「オーマイ」シリーズのなかでもBigを冠したラインアップは、その食べごたえもウリの一つとなっている。3位のキンレイ「お水がいらない 天下一品433g」も沢山食べたい需要にマッチするような商品。

 物価高を反映したような商品のラインアップが増える中、冷凍商品カテゴリー全体としては大容量の商品が支持を集めやすいことがわかった。

ノンアルコール飲料TOP5

 ノンアルコール飲料カテゴリーでは、1~5位のうち3位以外はすべて「アサヒスタイルバランス」シリーズの商品となった。同シリーズは、これまでも発売されていた商品に新たな機能を備え機能性表示食品として新発売されている。

 同シリーズは、飲用感として「まるで清涼飲料水を飲んだかのような印象を受ける」のが特徴。アサヒビールは近年のブランドメッセージとして「スマドリ」をうたっており、そもそもアルコール飲料を飲めない/飲みたくない人までをもターゲットとして捉えた開発意図が見え隠れしているように感じられるという。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/12/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/47663

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