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ハルメク、シニアトレンド5つのキーワード発表 「デジ得シニア」「ラストパートナー」など

 シニア女性向け事業を展開するハルメクのシンクタンク・ハルメク生きかた上手研究所は、2024年以降のシニアトレンドをまとめた「2024-2025 ハルメク シニアトレンド」を発表した。研究所は、以下の5つのキーワードを提示した。

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1.デジ得シニア

 シニア世代の買い物行動においてもキャッシュレス決済やポイント活用など、デジタル化の動きが活発になった。同研究所の調査「デジタルデバイスに関する意識と実態調査2024」によると、EC利用は2019年比18ポイント増の52%、オンライン決済は40ポイント増加して45%、ポイ活は25ポイント増加して43%に達した。

2.シニア解放区

 1980年代の「新人類」世代が還暦を迎え、ディスコやサーフィンなど当時のカルチャーを楽しむ動きが、活気を帯びる見込みを示した。

3.エイジフリーWORK

 スキマバイトなど新しい働き方への関心が高まっている。シニア世代も、新しい仕事やボランティアなどの社会参加に前向きということがわかっている。

4.シンニーア(シニア+新NISA)

 長い老後を見据え資産形成への関心が高まっている。能動的に向き合うようになり、投資を重要視するように。金融庁発表の「NISA口座の利用状況調査(2024年6月末時点)」によると、NISA口座の普及率は2022年と比べ、全体は16%→23%、50代は18%→26%、60代は 18%→24%の伸び率となった。

5.ラストパートナー(ラスパ)

 熟年離婚が過去最高になる一方で、シニアの婚活が話題に。同社が行った「夫婦関係に関する調査 2024」では、50~79歳の未婚男女の4人に1人(25%)がパートナーを希望。艶のある老後を過ごすための「ラストパートナー」探しは、今後も賑わうと同研究所は予想している。

年齢に基づいた偏見や差別「エイジズム」からの解放

 シニア世代が、年齢に基づいた偏見や差別を意味する「エイジズム」から解放される動きが、シニア世代で広がっているという。同研究所は、「この年齢でディスコ音楽に合わせて踊るのは恥ずかしい」「新しい仕事に挑戦するには年を取りすぎている」「年甲斐もなく恋愛をするなんて」といった、年齢を理由に自分で自分を制限する考えをエイジズムの1つとして捉えている。

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 同研究所の梅津順江所長は、シニア世代がエイジズムから解放されることで、人生後半を幸せに生きるための3つの「探し物」が生まれていると指摘する。1つ目は「新たなコミュニティ・出会い、安心安全な繋がれる居場所」、2つ目は「小さな刺激や変化による『お得な幸せ』」、3つ目は「自分らしい仕上げ探し」だという。

 「常識やしがらみといったエイジズムから解放され、この3つの探し物が見つかれば、年を重ねるのが楽しくなり、自分の好きなことや楽な生き方を追求できるようになる」と梅津所長は説明する。

 同発表会には、Netflixシリーズの恋愛リアリティ番組『あいの里』シーズン1に出演した、みな姉さん(60歳=配信時)も登壇。「ウキウキ、きゅんきゅん、ラブラブというよりは、横に並んでいこうかねという感じ」と、シニア世代ならではの恋愛観を語り、番組で成立したパートナー関係が続いていることを明かした。

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2024/12/09 15:00 https://markezine.jp/article/detail/47703

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