モバイルアプリ分析企業のSensor Towerは、APAC地域のパブリッシャーによる優れたモバイルアプリとゲームを表彰する「Sensor Tower APAC Awards 2024」の受賞作品を発表した。全41タイトルの中から、日本のパブリッシャーによる12タイトルが選出された。

ベストモバイルゲーム2024
ゲーム部門では、バンダイナムコエンターテインメントの「学園アイドルマスター」が年間約1億5,000万ドル(※Sensor Tower調べ)の収益を記録し、ベストシミュレーションゲームを受賞。
「Pokémon Trading Card Game Pocket」はベストグローバルローンチゲームを受賞し、76ヵ国でダウンロード数1位を獲得、2024年の世界累計ダウンロード数は5,000万を超えた。また、12周年を迎えた「にゃんこ大戦争」はベストオンゴーイングゲームを受賞した。
ベストモバイルアプリ2024
アプリ部門では、「セブン‐イレブンアプリ」がベストコンビニアプリを受賞。日本のコンビニアプリMAUで1位を獲得している。タクシーアプリの「GO」は、日本のタクシーアプリダウンロード数で2位に5倍以上の差をつけてベストタクシーアプリを受賞。ベストお絵かきアプリは、デジタルアート&お絵かきアプリの「アイビスペイントX」。世界の平均DAUで約500万を記録し受賞した。
若年層に人気のボイスチャットアプリ「パラレル」は、ベストオンラインハングアウトアプリを受賞。800万ダウンロードを誇り、その30%近くが海外市場からのユーザーとなっている。
その他、「Japan Travel by NAVITIME」がベスト旅行計画アプリ、「LUUP」がベストマイクロモビリティアプリ、「食べログ」がベストレストラン検索・予約アプリ、「タイミー」がベストバイト探しアプリ、「U-NEXT」がベスト動画配信サービスアプリで、それぞれ受賞した。
同社の調査によると、2024年の世界のモバイルユーザーはApp StoreとGoogle Playで1,500億ドルを消費し、前年比13%増を記録。世界で最も収益の高いモバイルパブリッシャー上位100社の半数以上をAPAC地域が占めている。ショートドラマアプリやハイパーカジュアルゲームの需要増加やAIアプリの教育現場での活用など、モバイル業界は新たなトレンドを生み出しながら、エンターテインメントからビジネスまで幅広い分野でユーザー体験を変革している。
【関連記事】
・アプリックス、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」提供 位置情報検知により広告配信
・GOKKO、縦型ショートドラマアプリ「POPCORN」をローンチ ファーストラインアップは10作品
・フラー、「App Ape Award 2024」を発表 大賞は語学アプリ「Duolingo」
・メルカリ、アプリ内広告「メルカリAds」を本格提供 オンサイト広告とオフサイト広告ともに展開
・花王、商品バーコードでポイントが貯まるアプリ「Kaoコレモ!」β版提供 認知とロイヤリティ向上を図る