弁護士ドットコムは、SNSなどをはじめとするインターネットサービス上での炎上や誹謗中傷を未然に防ぐリスクチェックツール「AI 炎上チェッカー」を発表した。

同ツールは、自身がSNSをはじめとしたインターネットサービスに投稿する前に、投稿内容の誹謗中傷性や炎上リスクを生成AIによりチェックできるツールである。投稿予定の文章を入力すると、「攻撃性」「差別性」「誤解を招く表現」の3つの観点から内容を評価する。投稿内容にリスクがあった場合は、アドバイスを提示し、より安全な表現への改善を促す。チェックした投稿内容は、直接各種SNSへ投稿が可能である。
また、同ツールのアプリケーションには、同社が運営する無料法律相談サービス「みんなの法律相談」が連携しており、実際に法律トラブルにあった際には類似事例の閲覧や弁護士への法律相談も可能だ。
同社はこれまで20年間にわたり、リーガルとテクノロジーの力で生活者の法律に関する様々な悩みを解決してきた。その間に蓄積した技術力や知見を活かし、生成AIを活用した本ツールを開発した。
同サービスは、クローズドのβテストの参加者を、2025年4月7日から4月18日まで募集する。このテストではインフルエンサーおよび企業の実際の投稿フローにおいて「AI炎上チェッカー」の有用性を検証し、回答精度の向上やUI/UXの最適化、必要な機能を強化していくことを目的としている。
募集するβテストの対象者は、芸能人、政治家、スポーツ選手およびインフルエンサー、企業の経営者、広報、PR、法務部門および担当者、メディア、出版社、ニュースサイト運営企業、インフルエンサーマーケティング企業、広告代理店、デジタルマーケティング企業を挙げている。
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