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MarkeZine Day 2025 Autumn

TikTok活用のカギを握るのは「コメント型UGC」 コメント欄を活発にするために意識したいポイント

コメントを生まれやすくする設計のポイント

 コメントが生まれやすいTikTokですが、よりコメントが生まれやすくなるような仕掛けも重要です。コメントは偶然ではなく、“仕組み”で生まれるもの。動画単体で完結させず、あえて余白を残すような設計が、自然な質問や共感を誘発します。

コメントを“生ませる”ためのクリエイティブ設計のポイント

・質問を生む余白を残す:動画で説明しすぎず「どういうこと?」という疑問を引き出す構成にすることで、コメントが自然発生する。

・コメント返信で安心感を提供する:質問や不安を放置せず、丁寧に返信することで信頼を醸成。コメント欄自体がブランドとユーザーの対話の場になる。

・共感コメントを増やす雰囲気づくり:専門的すぎる解説ではなく、「わかる」「使ってみた」レベルの共感を誘発し、コメントしやすい空気を作る。

・購入・体験報告を可視化する:「買ったよ」「試してみた」という報告がコメント欄に集まれば、その場がクチコミ掲示板化し、購買判断が加速する。

コメント数200件超、保存数5,000を超えた事例

 コメント欄が熱を帯びた瞬間、その動画は広告を超えた存在になります。たとえば、弊社で運営するTikTokアカウント「to buy」の投稿コメント欄では、質問→回答→使用実感→共感→購入報告という流れが自然発生し、投稿そのものが「口コミ掲示板」へと変化するケースが見受けられます。

 とあるヘアケア商品のオーガニック投稿では、「どこで購入できるの?(質問)」→「○○の店舗で売っています(回答)」→「髪がサラサラになった(使用実感)」→「○○な人に合うらしい(口コミ)」といったコメントが発生。結果的に、オーガニックの再生数148万回・コメント数200件超・保存数5,000超えという成果が出ました。

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ネガティブなコメントにどう対応する?

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この記事の著者

宮田 桂(ミヤタ ケイ)

サイバーバズ ソーシャルメディア事業部 エグゼクティブ

SNSマーケティングにおける戦略立案・コミュニケーション設計・企画・メディアプランニングに従事。 2025年4月より営業本部長からエグゼクティブに転換。SNSを通じた生活者とのコミュニケーションにより、幅広い業種におけるブランド・サービス課題解決に...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/09/22 09:00 https://markezine.jp/article/detail/49733

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