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「現場の真ん中で企み、時代に先駆け、仕掛けていきましょう」電通入社式、松本新社長からのメッセージ

 電通は4月1日、同社本社ビルの電通ホールにて、2026年度新入社員入社式「Day One Ceremony 2026」を開催した。2026年度の新入社員は計156名(男性76名、女性80名)。式典には電通のほか、dentsu Japan傘下のグループ9社(アド電通大阪、ザ・ゴール、電通アドギア、電通九州、電通西日本、電通東日本、電通北海道、電通名鉄コミュニケーションズ、電通ランウェイ)の新入社員も参加し、グループの垣根を越えた計209名が電通でのDay1をむかえた。

電通入社式「Day One Ceremony 2026」松本新社長の言葉

 式は、電通で古くから受け継がれている「リーダー・サブリーダー制度(若手社員の育成を支える仕組み)」の紹介や、新入社員と先輩社員によるクロストークが行われるなど、和やか、かつ活気ある雰囲気で進行した。

 注目したのは、同日付で就任した松本千里新社長によるメッセージ。松本氏自身も「社長としてのDay1(初日)」であるとし、新入社員たちを「精神的同期」と呼ぶなど、等身大の言葉で語りかけた。

株式会社電通 代表取締役 社長執行役員 松本千里氏
株式会社電通 代表取締役 社長執行役員 松本千里氏

松本社長メッセージ

 皆さんは文字通り今日から社会人、そして電通人としてのスタートを切り、このDay One Ceremonyが初めての行事参加ということになると思いますが、何を隠そう、この私も本日社長に就きました。皆さんと同じようなDay1を過ごすということで、心の中では、勝手ながら皆さんを「精神的同期」と呼ばせていただきますので、これからも末永くよろしくお願いします。たまには飲み会にも誘ってください。

 改めて、入社おめでとうございます。今日は、株式会社電通の新入社員の皆さんに加え、これから約2ヵ月間一緒に研修を受けていただく、アド電通大阪、ザ・ゴール、電通アドギア、電通九州、電通西日本、電通東日本、電通北海道、電通名鉄コミュニケーションズ、電通ランウェイの新入社員の皆さん、計10社209名にご参加いただいております。5,888名の電通人を代表して、皆さんを歓迎いたします。今日こうしてお会いできること、心から嬉しく思います。

 さて、皆さんは今どのような思いを持たれているでしょうか。ワクワクしていますか? 不安も持たれていると思います。私が真っ先に皆さんにお伝えしたいこと。それは、皆さんが飛び込んだこの場所は間違いなく面白いということです。

 他にも伝えたいことは山ほどありますが、自分自身の経験からいくつかお話しできればと思います。まず、電通は何よりも人が財産です。先ほど申し上げた電通人という言葉、この先何度も聞くことになると思いますが、電通には個性あふれる人がとても多いです。

 私たちの仕事は、様々に異なる個の力、ひいては人間力を掛け合わせた先に生まれるものです。たくさんの人に出会ってください。部署を超えて多様なクリエイティビティに触れ、学んでください。様々な価値観や感性の中で、皆さん1人1人の個性や能力は育まれていくはずです。

 そのためにも、皆さんには素直であってほしい。そう思います。できることだけでなく、できないことも仲間と分かち合う。相手と本音で向き合うためには、まず自分が素直になることが大切であると私は考えます。

 そして、この先うまくいっている時や当たり前と思うことにこそ「それって本当だろうか」と考えてみてほしいです。都合よく捉えてないか、そもそも自分の価値観は世の中とずれてないか――謙虚に冷静に足元を確かめられる人こそ、挑戦し成長できる人であると私は思います。

 たとえば、前例のないことをやろうとすれば手探りになります。わからないからこそもがき1人で考える。誰かと考える。手を動かして、足を動かして、考えて考えて、最善策を生み出して実行していく。そこには時間がかかります。悩みも生まれます。

 でも、非効率だとしても、あなたがやってみたほうがいいと直感することや好奇心が働くことには果敢に挑戦してほしいです。失敗したっていい。合理的に判断して動けなくなるよりも、思い切って行動してみてください。

 難しいことこそ、いっそ面白がって取り組んでみる。その姿勢を忘れなければ、この先何も心配は要りません。私の経験上、必ず自然と成長していくものです。ただし、くれぐれも無理は禁物。皆さんの健康が大事です。新しいことに挑戦すると、自分のことをおろそかにしがちです。きちんと休むことも大切です。休むからこそ前に進める。焦らず1歩ずつ一緒に成長していきましょう。

 繰り返しますが、電通は面白い会社です。今年で125周年を迎えますが、ありがたいことに多くのクライアント、パートナーの皆様から様々なご相談をいただいています。

 皆さんは現場に出て、様々な壁にぶつかることでしょう。けれど、大丈夫です。ここには仲間がいる。安心してぶつかってください。むしろ大胆に真ん中に飛び込む勇気を持ってください。

 今日からあなたも電通人の仲間入りです。皆さんがこれから鍛えていく強みや専門性、感性を掛け合わせた先に、もっと元気な社会が、元気な会社が生まれる。私はそう信じています。現場の真ん中で企み、時代に先駆け、仕掛けていきましょう。ようこそ、電通へ。

キーワードは「最現場」。現場を止めない組織・仕組みを作っていく

 式の後で行われた取材で、松本社長は就任発表時にも掲げていた「俊敏性と決断力の強化」について、現場視点での具体的な方針を語った。

――2月の就任発表時に、俊敏性と決断力の強化といった言葉を掲げられていましたが、現場の動きをどのように変えていきたいですか?

 「現場を大切にしていきたいと考えています。私は『最現場』という言葉をよく使うのですが、ビジネスの最前線である現場や、現場の中から生まれるものを大切にしていきたい。経営陣だけあるいは机上だけで物事を決めるのでなく、現場からあがってくる意見を変にストップさせず、どんどん進められる、進めていける組織や仕組みを作っていきたいと考えています」

 松本社長は、これまで長くビジネスの最前線(フロント)に立ち、数々のプロジェクトを牽引してきた人物だ。自ら現場の機微を知るリーダーだからこそ「現場から生まれるもの」への強い信頼がある。

 dentsu Japanの経営体制が刷新され、新たな一歩を踏み出した。伝統ある電通がどのようなスピード感で社会を、そして自身を変革していくのか。現場を起点に加速する同社の新たな動きに注目していきたい。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2026/04/02 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50621

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